渋くておしゃれなログハウス♪
薪ストーブ
もうすぐ春分です。
雪解けもすすみましたね。
冬に大活躍の薪ストーブも、そろそろお休みしようか、
もしくは主暖房を早々に切って、
GW過ぎまで薪ストーブで過ごされる方もいらっしゃると思います。
さて、その薪ストーブですが、
ログハウス21のお客様に圧倒的に人気なのが、
ダッチウエストジャパンのエンライトです。
偶然にも4組のお客さま連続でこのストーブが採用されました。
燃焼方式は「リーンバーン燃焼」。少ない燃料(薪が燃えて発生する可燃ガス)で
多くのエネルギー(熱)を長時間得ようというシステムです。
ダッチウエストの故郷アメリカでは、自動車だけではなく、
薪ストーブの排ガスもEPA(環境保護局)によって厳しい規制がかけられています。
この規制をクリアしているダッチウエスト製品は、
燃費もよく完全燃焼に近い状態で燃え尽きるので、煙突からは煙がほとんど出ません。
こちらは、ログハウス21のロングセラー、
LH21オリジナル薪ストーブです。鋼鉄製薪ストーブ。
5ミリ厚の鉄板は鋳物薪ストーブと違い、熱伝導が高いので本体がすぐにあたたまります。
燃焼方式はクリーンバーン方式。
シンプルなデザインと大きな燃焼室が人気の薪ストーブ。
口コミからご購入されるお客さまもいらっしゃいます。
最後はフランコベルジュ社の薪ストーブ
エナメル仕上げのクラシックな姿が特徴です。
ひとつの燃焼室で2回燃焼させるクリーンバーン燃焼は、
構造もシンプルであるため、メンテナンス性が高く、
消耗部品も少ないという特徴を持ちます。
ヨーロッパ製らしいデザインがログハウスにも似合います。
機能もシンプルです。
住宅瑕疵担保責任保険
2009年10月1日引渡し物件から、
住宅施工業者に住宅瑕疵担保責任保険への加入義務が生じることになりました。
『住宅瑕疵担保責任』とは簡単に言うと、
住宅に不具合がおきた場合、定められた必要義務に応じ、
修補する責任を負うこと。
その修補する費用を我々住宅施工業者が確保することが法律化されたのです。
家づくりは、新築お引渡しが最終段階ではないのです。
設計~施工~引渡し~維持管理まで、
施工業者側が真摯な対応を心がけていれば、法律はできなかったでしょう。
近年は、住宅やマンション建築おいて、信頼を損なう大きな事件があったため、
このような法律で建主を守ろうというものです。
ログハウス21では、2009年着工物件より加入しています。
この「住宅瑕疵担保責任保険」に入るためには「現場検査」を受け、
それに合格しなければなりません。
工事が始まってから、最初の現場検査は基礎工事の「配筋検査」です。
鉄筋の仕様と、配筋のピッチや補強すべき部分の組み方などを確認します。
コンクリートを打設すると見えなくなってしまう部分なので、
立会い検査をした上で、記録写真を残しておくのです。
「配筋検査」の次は「躯体工事の完了検査」です。
概ね屋根が完成した段階で行う検査ですが、
使用している材料や金物の取付などを確認します。
これも、仕上材を貼ってしまったら見えなくなる部分なので、
大事な確認作業となるのです。
住宅現場においてはここ数年、「住宅瑕疵担保責任保険」のほかにも、
消費者保護と長期優良住宅の観点から、
様々な新しい法律が施行、もしくは改正されてきました。
公的な現場検査は、このほかに行政による完了検査で終わりですが、
住宅金融支援機構の「フラット35」を利用する場合には、
これまでの検査のほかに「設計審査」があり、融資対象物件への
厳しい事前チェックがなされるのです。
非常に良い方向であると思うのですが、
同時に、ルールが増えることによって造る家の形が
規格的になりはしないかと、少し心配するところもあります。。
とはいえ、ログハウス21では不合格の物件がでたことはひとつもありません。
現場検査は最低限守らなければならないルールのひとつ。
そのルールの中でログハウス21は、
「我が家だけのオリジナルな家」を造っていかねば、と思っています。
丸太を使うログハウスは、一般木造住宅が使っている材料よりもはるかに太い材料を
使っている構造体であり、金物も特注で作らせた太いものを使用しています。
ログハウス21が造る家は、「検査合格」よりもひとつ上の安心感がある建物、なのです。
メンテナンスはどこまで軽減できるのか
もしかしたら、必要以上に臆病だったということになるのだろうか。
木が本来もつ耐久性をもっと信じるべきなのかもしれません。
先日、とある建築セミナーを受けそんな気になりました。
「木の家」はメンテナンスが大変、というイメージをお持ちの方は多い。
実際、我々もメンテナンスの指針を持ち、板壁を塗装をしたり、
丸太に隙間が空いたら埋めたりと定期点検と定期メンテナンスを行っている。
さて、そのセミナーで紹介された「木の家」では、北海道産材を外壁に
使っているのですが、この10年一度も塗装メンテナンスをしていないというのです。
その耐久性を保つためには、施工にいくつかの注意点がありましたが、
長年木の家をつくってきた私たちにとっては、どれもあたり前に施工して
いるものでした。
要は雨が降っても常に木が乾燥するように施工すればいいのだと。
確かにそうだ。木は乾燥していれば傷むことはない。
でも塗装メンテナンスをしなければ木は日に焼けて退色する。
それについても講師は、経年変化の当然の現象として
なんでもないことのように話している。
しかし理論上、常に乾燥しやすい状態で施工されていれば
木は腐らないのである。板壁はそれが可能なのだ。
講師は、無垢材よりも塗り壁のほうが
よほど汚れが目立ち、傷みやすいともおっしゃるのです。
我々は木の家に対するメンテナンスについては、
もう少し大らかであってもいいのかもしれない。
これまでよりも軽減できる方法がありそうなのです。
現場はじまります
陽射しは春の入口であることを感じます。
雪解けの季節を迎え、
山海の眺望がよい高台の物件が着工しました。
お客さまが「こだわる」木の家のイメージは、
『山小屋風』
その山小屋風新居では、
ターシャテューダーさんのような、
まわりの自然に溶け込むお庭造りを楽しまれるそうです。
私たちは
お客さまのご意向に沿い、
期待以上のものをつくるように、
職人ともども気を引き締めてまいります。
木の家が落ち着く理由~明度との関係
一番明るい色は「白」
白は清潔な色。
日本人は、白が好きな人が多いといわれているそう。
ログハウス21のつかう自然素材には、内装仕上げの漆喰や珪藻土に白がある。
もう少し丁寧にいうと、
黄みを帯びたごくうすい灰色とか
赤みを帯びた黄みのごくうすい灰色などで、真っ白ではないのだが、
色の面積効果で白に見える。
光の反射率が高く、室内を明るくする効果が最もある。
明るい空間は気持ちがよいですよね。
色彩心理の分野では、
白色は緊張感や疎外感を持ちやすく
コミュニケーションに影響があると言われているのだそうです。
カフェやレストラン、リゾートやサロンなどの非日常空間は例外ですが、
人は真っ白な空間に長時間居ると疲れてしまうのだそうです。
こころや体を落ち着けるためには、ある程度明るさを抑える必要があるのです。
明るさを表す尺度を明度といいます。
明度1.0~9.5 黒が1.0、白が9.5 数値の高さは明るさを表します。(*1)
高明度(およそ9.5~7.5)中明度(およそ7.0~4.0)低明度(およそ3.5~1.0)
他に色味(=色相)、色の強さ(=彩度)という尺度がありますが、
明度だけで素材をみると、
ログハウス21で採用する無垢材では、
パイン材はやや高明度寄りの中明度、レッドシダーは中明度
(パインは経年変化で中明度に移行します)
なるほど、
定期的に見学会を開催する物件では、
一階の、高明度の漆喰で仕上げた明るい吹き抜けのダイニングでは、
「明るくて気持ちがいいですね」との感想を多く頂きます。
二階の、中明度のレッドシダー張りのリビングでは、
「変わってる」「これは樹種は何ですか」というのが最初の感想ですが、
腰を落ち着けてゆっくり過ごされた後に、
「落ち着く」「とても居心地がよい」との感想を頂きます。
建築地の採光条件や、どのように使われる空間なのかによって、
明度の(素材の)バランスを計画することも大切だと考えています。
(*1)マンセル表色系より
屋根の雪はどうする?
ログハウスは、ほとんどが三角屋根で、軒が長いのが特徴です。
普通の住宅よりも屋根の面積が大きく、
その大きい屋根に積もる雪の量は、ハンパではありません。
その雪をどうするか?
プランを考える上では、とても重要なことなのです。
屋根の形や流れ方向を考えるときは、
雪のことだけではなく、太陽光が入る方向や北側斜線規制なども
考慮しなければなりません。建てる地域、敷地の広さ、方角、積雪の量
などの違いによって、屋根の仕様や流れ方向を提案しています。
延べ床面積で35~40坪の住宅でいうと、
例えば50~70坪程度の広さの住宅地では、ストッパールーフなどの
落雪防止措置屋根材を勧めています。理由は、落雪場所を確保するために、建物を境界線から
一定の距離を確保しなければならないので、土地を効率的に使えないからです。
落雪防止仕様にすると、境界線から最短で50センチまで近づけることができるのです。
(地域によって違う場合がありますので、建てる地域の条例を確認して下さい)
80坪以上あると、敷地に余裕ができるので、
落雪仕様にして、雪を落とす方向をある程度選ぶことができます。
ただし、落とした雪をそのままにしておくと、
建物側にも雪が多い被さってきますので、除雪が必要になってきます。
屋根面積分の雪かきは結構大変なものです。
敷地に雪を落とす場所がたくさんあっても、除雪を楽にできるという意味で
落雪防止措置を選択しても良いかもしれません。土地の広さに関係なく、
高齢になってからの除雪の負担を軽くできるという理由で落雪防止措置を勧めたりもしています。
落雪防止措置を検討するときに、積雪が建物にとって負担がかかるのかどうかというのは、
現在ではあまり問題になることはありません。地域によって積雪量の基準が
決められていて、その重さに耐えられる構造にしなければならないように
なっているからです。ログハウス21では、強度基準よりも1ランク上の材料を
屋根の構造材として使用するようにしています。
そもそも三角屋根は構造上、平らな屋根よりも強度が高いというのも、
落雪防止措置を勧める理由のひとつです。
これは私の家ですが、屋根は7寸勾配(10:7)の落雪防止措置仕様です。
屋根に積もった雪は冬の間、風に飛ばされたり溶けて沈んだりを
繰り返しているので、思ったほど高く積もっていません。
(あまり積もっているようには見えませんが、地上では1mくらい積もってます)
屋根から落ちる雪を心配しなくていいというのは、やはりラクなもんです。
木肌の質感と表情
1枚のレッドシダー(外壁材)の表と裏です。
どちらが表なのか分かりますか?
①は表面がラフに仕上げてあり、②はカンナを掛けています。
①ラフ面
②プレーナー(カンナ掛け)面
正解は①のラフ面。
原産地であるカナダやアメリカでは、
表面がザラザラのラフな面を表として使う価値観があります。
『木』の質感を生かすために、極力手を加えないラフな状態のままが良いと
いうことなんでしょうね。
ログハウスも素材そのままを使用する建物。
レッドシダーのラフ面は、丸太との相性も良く、
ログハウス21でも外壁にはラフ面を表にして使っています。
ラフな表面は光の反射がやわらかく、
陰影がつくので落ちついた味わい深い表情をかもし出します。
塗装も染込みが深くなるので、防腐効果が高いといわれております。
しかし日本では、ラフ面ではなくカンナ掛けされた面を表にするのが標準のようです。
あらかじめ言っておかないと、このレッドシダーの裏表を
逆にして貼ってしまう大工もいるそうです。
また、建築に使用される『木』というのは節がなく色幅も少ない方が良いとされる
価値観が昔からあります。確かにきれいなんですけどね。
平面的というか、表情が感じられない。。
実際は、木の表面がザラザラしていたり、形が不揃いであるとか、
節や色幅があったりしたほうが、本来の木の質感や存在感を
感じることができると思うのです。つまり、より自然な状態に近い材料や、
素材を生かしたもののほうが心地良かったりする。これはログハウスが
好きだと思う感性と同じですよね。
外壁には木の質感を感じられるようにラフ面を施工して、
人が触れることが多い内装には、プレーナー面を使用します。
プレーナー面でも、節や色幅があると、木の表情を感じることができます。
「木の家」と呼ばれる建物はたくさんありますが、
その中で「あ、この家いいな」と直感的に思うのは
木の存在感がたっぷり感じられる「木の家」なんです、私の場合。
本物の重み
築78年の木造住宅にお伺いする機会に恵まれました。
新築当初から代々引き継いで住まわれており、
今も住宅として普通に使用されています。
一部補修したり補強した部分もあったそうですが、
そのほとんどは、新築当時の素材がそのまま残っているそうです。
私の関心はやはり『木』が醸し出す経年の重み。
この雰囲気は10年や20年では出せません。

ドアの取っ手金物も78年間使っているとのこと。
階段や廊下、床や建具にもふんだんに木を使っていました。外壁も木です。
『木』という素材の良いところのひとつは、使い込まれると表情が変化し味わい深くなること。
新築時から時を経て別の雰囲気が生まれてくることだと思っています。
それは突然ではなく知らず知らずのうちにそうなってくるものです。
人が年を重ねると見た目は老けて(古くて?)も人間味が増してくるのと似ていますね。
永く大事に住まわれてきた人の気持ちが、家に込められているのだとも思います。
本物の木の家だからこそ、それができるんですね。



