札幌市P&B住宅 完成見学会のお知らせ
ポスト&ビーム新築住宅の見学会を開催します。
「ログハウス21のつくる家を見てみたい。」と思っていただけましたら
ぜひお越しください。
◎連絡先
お電話 ⇒ 011-375-4651
Eメール⇒ info@loghouse21.co.jp
お名前・ご住所・連絡先お電話番号・ご希望日時をお知らせ下さいませ。
現地住所はそのときにご案内いたします。
・ポスト&ビーム新築住宅見学会(札幌市南区)
10月2日(土)・10月3日(日)
10:00~17:00
お待ちしております。
Log House 21 HPはこちら
地下の換気
今年の夏はむし暑かった。
モデル住宅には基礎の一部に地下室があり、24時間換気をしていたのだけれど、
「湿度80%」だったりする。
以前、地下室を持っている設計士さんから、
「換気するとかえって外の湿気をよびこむこともあるんですよ。
換気扇はとめて、除湿機を置いたほうがよいよ。」
と教えてもらったことを思い出した。
換気扇をとめて、除湿機を稼動すると、湿度は下がって快適に。。。
雨の日などに湿気を嫌って窓を閉めるのと同じ。
(雨が入るということではなく)
条件によってさまざまなところもあるのだろうけれど、
湿度の高いときは要注意です。
堂宮大工 北村智則さんのお話から
先日、ログハウス21も参加している『木育くファミリー』が主催する
堂宮大工 北村智則さんのお話を聞く会に行ってきました。
北村智則さんは、竹中大工道具館の技能員で、
薬師寺や法隆寺の堂宮大工として知られる西岡常一棟梁の孫弟子さんです。
ポスト&ビーム住宅は、木造軸組み工法の真壁作り。
太い丸太を梁と柱をつかうことも
寺社仏閣の建て方と似ています。
北村さんが、家大工ではなく、宮大工の道へすすんだお話から、
最近の神社仏閣で使われる樹種や、さまざまな樹種の特性について、
そして、宮大工がつかう槍鉋(やりがんな)の実演をしてくださいました。
やってみたい!と思っていたので
「誰かやってみたい方はいますか」とおしゃってくださったときには、
迷わず「はいっ!」と一番に手をあげて・・・指導していただきました。
槍鉋をつかうのは初めてです。
私:「削る技術は何度もやるとできるようになるかもしれませんが、
水平になったかどうかがわかりにくいです・・・相当な経験が必要なんでしょうか。。。」
北村さん:「そうですね、だぶん・・・、わからないでしょうね。
完璧な水平はむずかしいでしょう。」
国産檜(木曽檜は最高級)や台湾檜が採れなくなってきていて、
お寺などの建築には、檜のほかに米ヒバ(イエローシダー)がつかわれる事もあるそうです。
イエローシダーはログハウスにも使われますが、かなり高価なものです。
しかも宮大工が扱う大口径の丸太は長くて重たいので、切り込みを間違えないように
細心の注意を払って木に向かっているのだとか。
当然、柱の建て方や仕口の組み方に、丸太の元末の方向が決まっているので
材を見て使う場所を決める、というのも重要な仕事のひとつだそうです。
また人工乾燥はしないそうです。その理由は、
コストの面や、あくまでわたしの(北村さん)感じ方ですが・・・と前置きした上で、
人工乾燥材だと鉋で仕上げてもツヤが出にくいというか、ポソポソとした表面になって、
仕上がりの質感が違うような気がするのだそうです。
木を扱う仕事人として、興味深く、納得できるお話ばかりで、とても充実した時間でした。