Q&A
みなさまからのご質問を、いくつかまとめてみました。
厚みのある無垢材で囲まれた空間は、木のぬくもりが住む人の情緒を安定させるとも言われています (フィトンチッド効果)。
クロスで仕上げた「一般居室」とログで囲まれた「ログ居室」において、人間の生理面、心理面にどのような違いが出るのかを検証した実験では「快適感」「自然感」「鎮静感」ともに「ログ居室」が「一般居室」を上回り、唾液アミラーゼの活性の変化による「ストレスの度合い」の計測では、「ログ居室」の方がリラックスしていたという結果が出ています。
木の香り、やわらかい触感、見ているだけでも心が落ち着きますが、ログハウスは木の持つ効能がすべて含まれている家と言えます。
ログハウスに使われるパイン(欧州赤松)はフィンランドから輸人しています。弊社では詳細な注文を伝えるために、輸人代理店、代行業者等は通さずに、メーカーと直接取引をしています。
多孔質である木は天然の優れた調湿性能を持った断熱材でもあります。外壁だけではなく、間仕切り壁にも厚みのあるログ材を使用することで、蓄熱体としての効果もあり、一度温まった室内は冷めにくいという蓄熱性の高さが証明されています。また、木の持つ天然の調湿作用により、夏の高温時でも厚みのある木で囲まれたログハウスは湿度が低いために涼しく感じられます。さらに、ログ壁以外の床下や天井に正確で丁寧な断熱気密施工をしてこそ、暖かいログハウスとなります。
過去には防火規制地域では建築が制限されていましたが、ログハウスの燃焼実験の結果、平成14年には国土交通大臣の「30分防火認定」を初めて取得しました。現在は「60分準耐火認定」や 「45準分耐火認定」などの認定を取得しています。準防火地域や防火地域でもログ壁あらわしで建築可能です。
重要なメンテナンスは外部の再塗装です。お引渡し後、最初の塗装メンテナンスは、木の乾燥がほほ落ち着く頃の3、4年目に行うと、塗料の浸透性が良く効果的です。その後は、建築地の環境(住宅地、山林、草原など)や建物のプラン(屋根の向きや軒の出の深さ等)によって異なります。目安としては、風雨の影響が少ない住宅地では一回目の塗装メンテナンスから5~8年後に、日当たりや風の強い場所などでは一回目から3~5年後位に塗装することをおすすめしています。立地条件によって、日当たり、風雨の影響を受けやすい方向と、そうではない方角の壁では、メンテナンスの必要性に差が出てきます。また適切なメンテナンスを重ねると塗膜が厚くなり、よい状態を保つことが可能です。
丸太組工法は、ログ材(壁)を積んでいく工法です。壁はログ材が断熱の役割を担っています。ログ壁以外の基礎、床、天井、妻壁は、一般住宅と同じように断熱材を使い施工しています。
2025年義務化になる省エネ基準に対応が可能です。
C値は一㎡あたりにどれくらいのすき間が存在するかを表した数値で、すき間相当面積といいます。ログハウス21施工のマシンカットログハウスはすき間相当面積0.5~0.6㎝/㎡です。
ログハウス21は(株)住宅保証機構の登録事業者で、「まもりすまい保険」「まもりすまいリフォーム保険」による10年間の保証があります。
札幌市、北広島市、江別市、恵庭市、千歳市、小樽市、南幌町、長沼町、由仁町、安平町(ここに記載のない近郊の方はお問い合わせください)
お客様のご要望(地域、土地の広さ、ご予算)が具体的になってきましたら、お手伝いさせて頂きます。どのようなログハウスが建てられるか、日当たり、雪の処理、法規など、土地購入前にアドバイスいたします。
最初のプラン、御見積は無料でご提案しております。住宅本体以外の考えられる住宅工事全般の費用を概算でお伝えしております。全体の予算を検討して頂きましたら、その後、設計依頼をお請けして、2回目以降に予算に合ったプラン打ち合わせ、詳細設計、見積へと進めています。
室内のリフォーム、増築工事が可能です。建具の入れ替え、窓の断熱改修は(トリプルガラス窓に入れ替えるなど)一般住宅と比較すると簡単な方法で施工できるところもあります。丸太組工法の規定に沿って施工しますので、ご相談ください。
メンテナンスとリフォームは可能です。リフォーム工事は、現状によっては事前調査を行います。
北海道のログハウスメーカーとして最も早くからログハウスを施工しており、築年数が長くなったオーナー様も多くいらっしゃいます。長く住まわれているなかで、建築当初とは生活環境が変わり、自然環境の豊かな土地に建てたけれど高齢のために転居される方や、ご家族のお仕事や環境の変化など、ご事情は様々ですがログハウスの売却を希望される方がいます。その一方で、ログハウスの中古物件の問い合わせは多く、住宅や別荘として、探される方は一定数いらっしゃいます。立地条件も重要な要素ですが、適切なメンテナンスが行われている物件はなお価値があると思われます。
ログハウス21で施工した薪ストーブの煙突は、平均すると3~4年に一回程度です。断熱二重煙突で、煙突の長さが適切で、乾燥した薪を使い、燻ぶらせずに焚くことができたら、5年くらい経っても、煙突に煤がほとんどついていない家もあります。最初は1~2年使用後に掃除すると、煤のつき方などを把握して、焚き方を考える目安となります。