こんなのあったらいいな(3)

ガーデニング作業の休憩に、屋根付きのデッキで珈琲が飲みたい、
仲間を呼んで、季節を問わずワイワイと焼き肉パーティがしたい、
そんなご希望で、新築住宅とは別棟で小屋を建てました。
小さな部屋は落ち着きますね。
壁、屋根、床に断熱材の入った仕様で、
寒冷地エアコンも入れたので、
泊りもできます。
いろいろ使えそうで、楽しみですね。
ガーデニング作業の休憩に、屋根付きのデッキで珈琲が飲みたい、
仲間を呼んで、季節を問わずワイワイと焼き肉パーティがしたい、
そんなご希望で、新築住宅とは別棟で小屋を建てました。
小さな部屋は落ち着きますね。
壁、屋根、床に断熱材の入った仕様で、
寒冷地エアコンも入れたので、
泊りもできます。
いろいろ使えそうで、楽しみですね。
札幌近郊でもスキー場がオープンしたそうですね。
最近、何年かぶりくらいにスキーを再開して、
滑るのは楽しいし、冬が待ち遠しくなったから嬉しいです。
スキーから帰ると思うのが、
玄関の隣に、畳2枚分くらいのウォークインクローゼットがあったらいいな・・・
と思います。
板、ストックにブーツ、スキーウエアや手袋や帽子もかけて
乾燥させることができるし、玄関も片付きます。
マシンカットログハウスの玄関横につくったクローゼット。
昨シーズンの旭岳ロープウェイ駅で。
じん
いつもの年はゴールデンウィークは、お客さまとの打ち合わせや現場の準備で、
どちらかというと忙しい時期なのですが、
今年は、Stay at home
庭の冬囲いもやっと外して、
ちょうど、庭ではジュンベリーや木蓮も咲きだして、
いつもの年より、じっくり眺めていました。
時間があったので8本の映画を観て、
ほぼ一日中、リビングのソファを中心に生活していました。
外出自粛で、家で過ごす時間が多くなったので、
家族で仲良く過ごすために、家は重要だと感じた方は多かったのではないでしょうか。
ログハウス21はログハウスの注文住宅なので、
お客さまの要望は、間取りに取り入れることができますが、そのご要望は
家族構成や趣味、暮らし方、お考えによって様々なので、ご提案もそれに応じています。
ライフスタイルは個々にあったとしても、
今回の新型コロナウィルス感染防止対策によって、
家族の衛生面を守る意識は強まったと思います。
外から帰ったら、リビングや部屋に入る前に洗面台があって、手を洗うことができる、
すぐに着替えて洗濯機に入れることができる、
このような提案が求められるようになると思います。
これまでにも似ているご要望がありました。
★(趣味のスポーツで)トレーニングの後は汗をかいてるから、
(リビングや部屋に入る前に)すぐに着替えてお風呂に入りたい。
★こどもが外遊びから帰ったら、すぐに手を洗ってもらいたい、
・・・など。
こちらのポスト&ビームでは
玄関ホールの正面の壁の後ろに洗面化粧台があって、
その奥の扉を開けると脱衣室と洗濯スペースです。
外から出入りできる土間の趣味部屋があって、
その土間からも、この洗面化粧台のある廊下に出ることができるようになっています。
ハンドカットログハウス住宅では、
玄関ホールからは見えないのだけど、入ってすぐのログ壁の後ろ側に
洗面スペースがあり、
その隣には、扉を開けると脱衣室と洗濯スペースになっています。
外出から帰ったら、リビングや部屋に入る前に、
手を洗い、洗濯スペースに行くことができる、
これからの家づくりでポイントになってくると考えています。
平屋のよいところは、
家族全員が同じ階にいること、
階段がないから上る、降りるがないこと、
寝室と、トイレ、お風呂、洗面、キッチンが同じ階にあること、
リビングから寝室、寝室からトイレ・・・室内の動線が短いこと、
平屋は夫婦の家というイメージもあるかと思いますが、
お子さんのいらっしゃるご家族も
ウッドデッキのある平屋のログハウスにあこがれる方は増えています。
セルフビルドのウッドデッキ。
先日のこと。夕方になって、小腹が空いてきたので、
今年初の焼き芋に。
水で湿らせたキッチンペーパーで包み、
サツマイモは全部二重になるようにアルミでくるくる巻いて、
薪は熾きになったところで、中央に寄せて、
両端に芋をセット。
表10分。返して10分。
バターをつけて、
ほくほくアツアツをおいしく頂きました。
私は、生まれも育ちも愛知県で、焼き芋は秋のものでした。
子供のころ、父親が庭の落ち葉を集めて、焼き芋にしてくれて、
兄と出来上がりを待ったのは、楽しい思い出です。
今は落葉炊きなんてできませんね。
これから北海道に移住される方や、
すでに移住していて、これから道内に建築する方、「移住してログハウスを建てたい!」というご相談を頂くことがあります。
その中で、
本州と北海道のログハウスの違いについてのご質問もあります。
いくつか例をあげると、
基礎の根入れの深さ=地面に埋まっている基礎の深さです。
氷点下の気温で土壌が凍結して、隆起することを「凍上」というのですが、基礎の根入れが浅いと基礎が浮き上がってしまいます。
これを防ぐために、市町村によって凍結深度が決められています。
冬の気温が低く、雪が降らない地域ほど土壌が凍結しやすいので、深くなります。
北海道では浅くて50㎝の地域と、深いところでは120㎝もあります。
屋根の構造
ログハウスは、三角屋根で天井も斜めなので、屋根面に断熱材を入れますが、北海道は、冬の寒さや、室内の暖房の熱が屋根から逃げることを防ぐために、断熱の性能は高い必要があります。
無落雪屋根にするならば、雪の重さに耐えられる構造も必要です。
断熱材性能を高める(断熱層を厚くする)ことと、構造強度を上げるために屋根垂木は幅の広いものを使うことになります。
断熱性能で言えば、
壁、屋根、床の断熱層を厚くすることや、断熱材そのものが高性能になっています。最も冷気が入りやすい窓ガラスは、ログハウス21では、トリプルガラスが標準です。
キッチンや洗面の水栓金具やトイレも冬の凍結に備えて、寒冷地仕様の商品を使います。基礎にも断熱をしているので、普通に暮らしていたら水道凍結が起きることはまずありません。
施工上の工夫など他にもありますが、北海道の家は、寒さへの備えを基本としているので本州の家(ログハウス)とは構造に大きな違いがあります。
国全体が北海道か、それ以上寒い気候のフィンランドは、
省エネ住宅先進国です。
北海道と同じように、断熱性能をいかにたかく、そして気密を高く、
という家づくりが中心となっているようですが、
一方で、なるべく「木」だけでつくる伝統的なログハウスが
増えている、という流れもあるそうです。
「ログハウス」はフィンランドでは昔からある伝統工法。
車で田舎道を走らせていると、至る所で目にします。
住宅をはじめ、農家の納屋や車庫までログハウス。
佇まいがとても自然で、森と湖の風景にとても馴染んでいます。
工場が納入したログハウスを見せて頂きました。
これはとても立派なログハウス。
このログハウスの正面には雪原が広がっていますが、ここは湖の上。
家の前にこんな景色があるんだったら、
やはりログハウスしかありませんね(笑)。
建築中のログハウスも見せていただきました。
こちらは大工さんの自宅ログハウス。
もちろんセルフビルドです。
窓横のスペースは普通のウレタンで充填し、
窓上の断熱材は、セトリングに対応できるよう、
柔らかいウレタンにして、使い分けているそうです。
大工さんの道具にも興味がわきます。
「マキタ・イズ・ナンバーワン!」だそうです(笑)。
フィンランド・オウル市街を歩くと、古いログハウスがあちこちにあります。
今も普通に使われているものが多く、
150年くらい前の古い建物がカフェや雑貨店などに利用されていて、
中に入ると、店主らしき人が「カッコいいでしょ!」と言わんばかりの顔つきで
店内を説明してくれます。
ここの2Fは小さなライブスペースがありました。実に楽しそう。
フィンランドの田舎町ではこのような古いログハウスが数多くあって、
今も現役で使われているものや、
廃屋になっても、風景のひとつになっています。
かなり古い(築200~400年)ものなどは野外博物館などに移設展示されていたりもします。
これは昨年訪ねたカヤーニ地方の古い教会。
なんとログハウスなのですが、たしか築150~200年位で、80年位前の改修で
外観は板壁で覆われています。
中に入ると太い丸太で積まれているのが分かります。
すべてハンドカット。。。
現在は、マシンカットログハウスが主流のフィンランドですが、
もともとはすべてがハンドメイド。
今回は足を延ばしてスウェーデンにも行ってきました。
行ってみたかったのはストックホルムにあるスカンセン野外博物館。
ここでは古いもので1470年代に建てられたログハウスの展示がありました。
500年以上経ったログハウスに使われている木の年輪は100年以上もありそう。
この木は芽生えてから一体何年経っているのだろうか。。。
園内にはカフェも点在しているのですが、これもまた古いログハウスを利用していて
雰囲気を壊さないように配慮がなされているようです。
こんなディスプレイもさりげなくカッコいい。
フィンランドも含めて北欧全体には古くからあるログハウスが数多く点在しています。
今ではオールドスタイル、クラシックスタイルとも呼ばれていますが、
この造り方が現代においても見直されている風潮があるそうで、
最新の技術を取り入れたログハウスの製造メーカーが、
現在も何棟も造り続けているのもまた事実。
日本ならば昔ながらの「在来工法」「古民家風」の家を現代にアレンジした家
といったところでしょうか。
変わらぬのは使われている木が昔からその地に生育している
レッドパイン(欧州アカマツ)であるということ。
その品質の良さを再確認することができた旅でもありました。