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ログハウスの窓リノベ

築23年のマシンカットログハウスで、

ペアガラス窓、4箇所を入れ替え工事中です。

キッチンのFIX窓を開き窓に変えたいという希望で依頼がありましたが、

国から補助金として支援が得られる制度を使って、

断熱性の高い窓に交換することになりました。

マシンカットやハンドカットの丸太組み工法の良いところは、

窓など建具の入れ替えが一般住宅と比較するとやりやすいところです。

写真はひとつ目の窓入れ替えです。

(工事後)

ダブルLow-e日射遮蔽型トリプルガラス窓で、断熱性能の高い窓です。

(工事前)

既存窓はフィンランド製の木製ペアガラス窓。

当時としては高断熱性能でした。

屋根の雪のこと

ここ数日の暖気で、
事務所の屋根に積もっていた雪がドサドサ落ちています。
今シーズンは雪が少なかったのですが、
2月上旬にまとまった雪が降り続け、
結局、例年と同じ積雪量に到達したとかで、、
屋根の上にはそれなりに雪が積もっておりました。
この暖気で融雪水を含んで重たくなっています。

こうして屋根から落ちた雪は、
固く締まっていて、人力で除けるのはかなりの重労働です。
大抵は、そのままにして冬を過ごすことになり、
ログ壁に雪が付いてしまいます。
事務所では、重機で一気に除けることができるので良いのですが。

ログハウス21では、
屋根の雪は落とさない屋根材仕様で提案することが多いです。
理由は、除雪作業の削減と雪からログを守るため。
長く住めば年も取ります。時間は作れるようになるかもしれないけれど、
体力は無くなっていくばかりだし、ケガの原因にもなります。
雪が落ちない屋根は楽なのです。

 

2026-02-24T18:32:00+09:002020.02.15|家づくり|

ログハウスの気密2019

先月、省エネルギーとログハウスについて書きました。
断熱性能を高めることで、冷暖房消費エネルギーの削減につながるのですが、

省エネに関わる、よく使われる数値に、隙間相当面積=「C値」があります。

この値は、建物を建築する工程で、防湿層が隙間無く施工されているかどうかを示す数値です。
ログで言えば材と材が隙間なく、ということになります。
暖房で暖まった空気も、
冷房で冷えた空気も、
隙間があれば、外にもれ出てしまい、
暖まりにくく冷えにくい状態になり、エネルギーの削減にはなりません。

Ⅽ値は、その住宅の1㎡(1m×1mの正方形と考えて)当りにどれくらいの隙間があるかを示します。
C値=1.0c㎡/㎡は1㎡当り1c㎡の隙間を表し、
0に近いほうが良いことを表します。

北方型住宅の基準値が1.0c㎡/㎡
北海道で建築されている住宅(C値を測定する省エネに意識の高い会社)での平均値は0.5c㎡/㎡、
先進的に高断熱高気密をセールスにしている住宅会社では0.2c㎡/㎡程度までいっていると聞きます。

ログハウスは隙間だらけじゃない?・・・そうではありません。

ログハウス21では2014年以降の新築住宅でC値を測定しています。

ポスト&ビームでの最高(最良)値は0.3c㎡/㎡(3㎜角正方形相当)ですが、
この数値も、それぞれの住宅の床面積や容積が関係してきますので、
一様ではなく、0.3~0.5c㎡/㎡の範囲でした。
マシンカットでは、0.5~0.6c㎡/㎡の範囲でした。

今後も精度を上げていきたいと思っています。

(この気密とは「木が呼吸する」こととは別ものです。)

2026-02-24T16:49:44+09:002020.01.08|家づくり|

建築物省エネ法とログハウス

省エネ技術講習会に行ってきました。地球温暖化をとめる、またはスピードを遅くするために、
二酸化炭素の排出量を削減する計画の中で、
家の断熱性能を高めることと、
家で使う暖房、冷房、給湯、照明器具に使われる、
灯油、電気、ガスなどのエネルギーを減らすこと。
これが改正省エネ法ができた理由です。

基礎、外壁、屋根、天井、床のつくり方と使われる素材や断熱材、
窓、玄関ドアの種類をそれぞれ数値化して、
決められた計算式に当てはめ、
総合的に一戸の住宅の外皮(断熱)性能を示す数値(UA値W/(㎡・K))、

家で使う暖房、冷房、給湯、照明器具に使われる、
灯油、電気、ガスなどのエネルギーの消費量(一次エネルギー消費量基準)
を示す数値(達成率%)。
ふたつの数値をつかって、その建物が省エネ基準に達しているかどうか判定します。

給湯は灯油やガスなら潜熱回収型高効率給湯器を使うことで、
暖房はその方法、(薪ストーブは含まれません)
照明器具はLEDや調光器、人感センサーをつかうことで数値上、有利になります。

日本全国を8つの地域に分けて、外皮(断熱)性能と、
一次エネルギー消費量基準達成率が定められて、クリアすべき数値を決めています。
北海道にはⅠ地域、Ⅱ地域(一部Ⅲ地域もあり)が当てはまり、
その数値はUA値と呼ばれていて、0.46W/(㎡・K)以下
全国でもっとも厳しい基準になります。

この計算では、
ログハウスがもつ「木の心地よさ」「空気感」「幸福感」「快適性」は含まれません。
またログハウスで使用量が少ないけれど、一般住宅で多く使われている
工業製品の製造過程で排出される二酸化炭素は含まれていません。

そのうえで。。。

ログハウス21のログハウスはどのくらいかというと、
家の断熱性のを示す(外皮)数値では
ポスト&ビームなら、熱貫流率0.35w/(㎡・K)程度、
マシンカットでは、0.4w/(㎡・K)程度の数値

(ちょっとした仕様の違いでこの数値は変わります。
例えば基礎の高さは60㎝よりも45㎝のほうが、
コンクリートが少ないので良い結果になります。)
住宅ローンならフラット35Sの省エネが利用できる数値です。
(注文住宅のため個々の計画で数値に違いがでてきます)

ポスト&ビームとマシンカットで数値が違うのは、
この計算式に用いる、断熱性能の設定で、
「木材」と「断熱材(グラスウールとか)」を比べると、
断熱材のほうが計算に有利な数値になっているからで、
マシンカットのほうが何倍も多くの木材をつかっていることが理由です。
この計算に「木の蓄熱性、調湿性」は含まれていません。
ポスト&ビームは太い柱と梁の丸太の部分も計算の対象になるため、
一般の木造住宅よりも高い数値になります。

この省エネ法が2020年に義務化になると発表された数年前、(義務化は見送り、現在は努力義務)ログハウスは達成できないと、住宅関係者や本州のログハウスメーカーから言われていましたが実際は達成できているのです。

この省エネ法とは離れたところで、
お客様がログハウスに暮らしつつ経済的にも負担がかからないように
消費エネルギーを抑えられるように省エネ法以前から検討と設計を積み重ねた結果、省エネ法の基準に見合うログハウスをつくることができていました。

「木」で積まれているログハウスが
暖房や冷房のエネルギーが省エネだったら、
なおさら最高だと思って、取り組んでいます。

2026-02-24T16:49:44+09:002019.12.09|家づくり|

厚真町P&B外構工事

厚真町のお客さまから外構工事の依頼です。

作業用スペースと、
木工の作業小屋の制作と、
来客用の駐車スペースをつくりました。

厚真町はまだ、地震の爪痕が残っていて、

道路と歩道の段差が、

地震のエネルギーの大きさを物語っています。
震度7は激しく上下に揺れたのだそうですが、
お客さまのポスト&ビームは、
塗り壁にひび一つも入ることなく、壁や丸太の構造体にも、
仕上げ材にも何ら問題が起こりませんでした。

ポスト&ビームと言っても、
丸太の加工や建て方は一様ではありません。
地道に、住宅としてのログハウス建築でよい方法を選んできたことが、
ひとつ結果に表れて、お客様が無事だったことは、安心しました。

北海道のログハウス

ログハウス21では、
これから北海道に移住される方や、
すでに移住していて、これから道内に建築する方、
すでに移住していて、本州に戻って建築する方など、
「移住してログハウスを建てたい!」というご相談を頂くことがあります。

その中には、
本州と北海道のログハウスの違い、
についてのご質問もあります。

いくつか例をあげると、

基礎の根入れの深さ=地面に埋まっている基礎の深さです。
氷点下の気温で土壌が凍結して、隆起することを「凍上」というのですが、
基礎の根入れが浅いと基礎が浮き上がってしまいます。
これを防ぐために、市町村によって凍結深度が決められています。
冬の気温が低く、雪が降らない地域ほど土壌が凍結しやすいので、深くなります。
北海道では浅くて50㎝の地域と、深いところでは120㎝もあります。

屋根の構造
ログハウスは、三角屋根で天井も斜めなので、屋根面に断熱材を入れますが、
北海道は、冬の寒さや、室内の暖房の熱が屋根から逃げることを防ぐために、
断熱の性能は高い必要があります。
無落雪屋根にするならば、雪の重さに耐えられる構造も必要です。

断熱性能で言えば、
壁を厚くすることや、断熱材そのものが高性能になっています。
ログ21では、冷気が入りやすい窓ガラスは、トリプルガラスが標準です。

キッチンや洗面の水栓金具やトイレも冬の凍結に備えて、
寒冷地仕様という商品を使います。基礎にも断熱をしているので、
普通に暮らしていたら水道凍結が起きることはまずありません。

他にもありますが、
北海道の家は、寒さへの備えを基本としているので
構造にかなりの違いがあるようです。

2019-02-16T16:55:00+09:002019.02.16|家づくり|

土地レベル調査

今春着工の住宅現場。
昨年中に土地の高低差調査を済ませました。

境界石を掘り出し、位置を確認。

もうひとつ別の現場でも。
雪が降る前に土地の状況を確認します。

土地の状態を記録し、
建物の高さと配置を検討します。

春先着工の現場では、
ゆき捨てないでくださいの注意書きも立ててきました。

2026-03-29T15:20:34+09:002019.01.12|マシンカット, ポスト&ビーム, 家づくり|

基礎断熱セミナー

福島明先生による「スカート断熱」の技術解説。
㈱ダンネツ札幌支店主催のセミナーです。

研究者から聞く技術的な話と模型を使っての解説。
現場で押さえておくべきポイントを分かりやすく説明して頂きました。
座学と実践。どちらが欠けても確かなものにはなりません。
このような勉強会は時間のある限り参加していきたいと思っています。

2026-03-29T15:34:25+09:002016.02.06|ログ21近況, 家づくり|

偉大なるログハウスの教本

以前に何度も繰り返して読んでいた雑誌類を引っ張り出してみた。
会社の書庫には夢丸の創刊号から揃っていて、
かつて皆が参考にしたデルラドムスキーの連載コーナー『究極のログビルディング』や、
海外のログハウスビルドのハウツー本など、時間を忘れて読みふけってしまいました。

アメリカ、カナダはもちろんのこと、ロシアやスウェーデンのログ加工の教科書などもあります。基本的に、プロではないけれど、ログハウス(ハンドカット)をつくりたい、という人のための本、という位置づけです。アラン・マッキーの「エコロジカルログビルディング」などは、できるだけ地球にダメージを与えずに、全て人力でログハウスをつくる、というコンセプトで書かれていて、ログハウスはエコロジーなもの、という価値観で語られているのです。

80~90年代の途中まで、「山と渓谷社」から出版されていた『夢の丸太小屋に暮らす』。
ログハウスファンなら誰もが一度は手にしたことがある雑誌です。
現在は隔月発行ですが、1990年当時は8号めにして「季刊化決定記念特大号」となっています。この雑誌を私が初めて目にしたのもこの頃だったかな。

この本の中でも、「人の力のみで木を運ぶ方法」などを紹介していますが、当時は、自然に優しい方法で、できるだけ人の力で、というのがログハウスの一つの魅力となっていたようです。人力で皮をむき、チェーンソーを使って丸太を削る。今ではさすがに動力の道具は使いますが、それでも職人の手をこまめに使いながらログハウスはつくられていきます。

地球にダメージを与えない家づくり。初心を思い返す時間でした。

2026-02-24T18:15:46+09:002015.02.16|ログ21近況, 家づくり|

冬の土地探し

辺り一面、雪で覆われてしまうこの季節。

土地探しは出来ないものと思われがちですが、
この季節でしか確認することができないのが、
雪の降り方や付近道路の除雪状況です。

道路の状況や、敷地の雪は何処に処理するのか、
などは実際に見てみないと分からないし、
町内会で独自の除雪を行っているとしたら、
どんな感じになっているのかを確かめられます。

周りに家が建っていれば、
目当ての空き土地は雪山になっている場合が多いですが。。

雪の事以外にも、
冬は日が短いので、その場所の日陰になる時間や、
入射角が低くなる太陽光の入り方なども冬にならないと
確かめられないことです。

冬ならではの土地探し。
実際に足を運び、見ることで得られる情報は
生活するうえで大切なことばかり。
夏場以上にたくさんありそうです。

2015-02-04T16:18:00+09:002015.02.04|家づくり|