月別アーカイブ:6月 2009

わが家はオリジナルで


「木の家」といっても
様々な樹種があり、それぞれに木目や、色合いに特長を持っています。

私たちが扱う無垢材には、パイン材・カバ材・ヒバ・米杉・米松・道南杉・カラマツなどがあり、
木目や色合いも異なり、それぞれに魅力があります。

とくに室内では、お客さまの嗜好により、
たいてい2~3種類、ときには4種類の樹種と
これに、漆喰とか珪藻土を合わせて空間をつくり上げています。

数種類の樹種をうまく調和させる技術では、
視線を考慮した張り分けの位置、面などのバランスをとることが、
全体を調和させるポイントだと考えています。

それぞれの樹種の個性がうまく調和することで、
「木の家」が持つ味わい深さ がかもし出されます。

オリジナリティのある素敵な「家族だけの木の家」ができあがるのです。

*写真は美瑛町のアトリエ「貴妃花」さんのもの。
さまざまな樹種のもつ色合いを活かした作品がたくさんあります。
無塗装だそうです。(中央の木は書き入れています)
背景はレッドシダーの内壁

2009-06-24T17:46:00+09:002009.06.24|無垢材・丸太・自然素材|

木育(もくいく)ファミリーに参加しています

木育ファミリーとは、

木とふれあい、木に学び、木と生きる
こどもをはじめとするすべての人が、
木を身近に使っていくことを通して、
人と、木や森とのかかわりを主体的に考えられる
豊かなこころを育むことです。
木育ファミリーホームページより)

という理念に賛同する個人、企業、団体の集まりです。

ログハウス21は、たくさんの無垢材、たくさんの樹種を扱う会社として、
木とかかわり合い生きていくことの大切さを考えていきたいと思い、
賛助会員として参加しています。

その木育ファミリーの会員証である「木の卵」。
先日総会があり、今年の分を頂いてきました。
木の特質を擬人化した木育占いというのがあり、
これが、親しみやすく、おもしろいのでご紹介いたします。


(左は今年選んだエンジュ、右は昨年選んだクルミ。背景はカバの床材)

エンジュを選んだあなたは

マメ科の広葉落葉樹、インゲン豆状の種がつく木。
材は暗めで独特の質感。
堅くて重く、保存性がいいことから床柱、家具材に。
「延寿」でお守り、「槐」の字で魔よけに使われることも。
そんなあなたは、
一見近寄り難い印象のある人。もっと自分の世界を外にアピールしてみては?

クルミを選んだあなたは

クルミ科の広葉落葉樹で、
その中でも実を食用にするのは、テウチクルミ。
木材に使用するのはオニグルミが多く、種類が異なります。
材は落ち着いた渋みのある茶色で、
ヨーロッパなどでは人気のある家具材。
そんなあなたは
落ち着いた印象を与え、周囲を和ませる存在。

(木育ファミリー木育占いより)

(他には、エゾマツ・サクラ・イチイ・キハダ・セン・ニレ・ホオ・ナラ等)
木育ファミリーHP

2009-06-16T12:37:00+09:002009.06.16|無垢材・丸太・自然素材|

19年目のハンドカットログハウス

平成2年、弊社がログコテージ建設を担った
美深(びふか)アイランドのハンドカットログハウスのコテージ4棟です。
昨日、道北方面への出張で時間ができたので立ち寄りました。


美深アイランドは、温泉施設のすぐ側に、
木立や芝生が心地よい、清潔なトイレと炊事施設を完備したオートキャンプ場です。
この時期の平日にして、すでに10組以上のキャンパーさんが、ゆったりと流れる時間を
楽しんでおられました。

平成13年に弊社によるメンテナンスと、
平成19年に美深町が自己メンテナンスを行っています。

ログハウスの維持管理に換気は重要です。
住宅としてのログハウスは、人が住むことで、
家が温まり、対流や換気が自然なかたちで行われます。

別荘やコテージでは夏の湿気対策のために、
室内の換気扇を入れたり、床下の換気口を開け、
家全体の風通しをよくすることがとても重要になります。

ハンドカットログハウスはたくさんの丸太を積む工法でつくられています。
冬に、しばらく誰も使わずに暖房も入っていないと、ログは冷え、
温まるまでに時間がかかります。
一度温まると冷えにくくなります。
それは丸太の特長であり暖かさの理由のひとつでもあります。

19年目に入ったハンドカットログハウスは、
美深の自然によく調和し、堂々たる佇まいでした。

2009-06-06T17:39:00+09:002009.06.06|メンテナンス|

自然の中の現場

着工したのはまだ雪深い頃の3月で、
周辺の木々は葉一枚も付けていませんでしたが、
この3ヶ月で周りの風景はガラリと変わりました。

周りの木々は人工的に植えられたものではなく
もともとそこに自生していたもの。

それらをできるだけ伐採しないで家を建てて欲しい、
というのが建主様のご希望でした。
かなり家に近い場所にも木が立っています。
少し離れて家を見ると、本当に周りの風景に溶け込んでいる。
「木の家」だからこそ、ですね。

「山小屋」住宅は、今月中に完成する予定です。
見学ご希望の方は、気軽にお問い合わせくださいませ。

ログハウス21 HP

2009-06-03T22:59:00+09:002009.06.03|木の家2009余市|