月別アーカイブ:3月 2009

薪ストーブ

もうすぐ春分です。
雪解けもすすみましたね。

冬に大活躍の薪ストーブも、そろそろお休みしようか、
もしくは主暖房を早々に切って、
GW過ぎまで薪ストーブで過ごされる方もいらっしゃると思います。

さて、その薪ストーブですが、
ログハウス21のお客様に圧倒的に人気なのが、
ダッチウエストジャパンのエンライトです。
偶然にも4組のお客さま連続でこのストーブが採用されました。

燃焼方式は「リーンバーン燃焼」。少ない燃料(薪が燃えて発生する可燃ガス)で
多くのエネルギー(熱)を長時間得ようというシステムです。

ダッチウエストの故郷アメリカでは、自動車だけではなく、
薪ストーブの排ガスもEPA(環境保護局)によって厳しい規制がかけられています。
この規制をクリアしているダッチウエスト製品は、
燃費もよく完全燃焼に近い状態で燃え尽きるので、煙突からは煙がほとんど出ません。

こちらは、ログハウス21のロングセラー、
LH21オリジナル薪ストーブです。鋼鉄製薪ストーブ。

5ミリ厚の鉄板は鋳物薪ストーブと違い、熱伝導が高いので本体がすぐにあたたまります。
燃焼方式はクリーンバーン方式。
シンプルなデザインと大きな燃焼室が人気の薪ストーブ。
口コミからご購入されるお客さまもいらっしゃいます。

最後はフランコベルジュ社の薪ストーブ
エナメル仕上げのクラシックな姿が特徴です。

ひとつの燃焼室で2回燃焼させるクリーンバーン燃焼は、
構造もシンプルであるため、メンテナンス性が高く、
消耗部品も少ないという特徴を持ちます。
ヨーロッパ製らしいデザインがログハウスにも似合います。
機能もシンプルです。

2009-03-17T00:37:00+09:002009.03.17|薪ストーブ・暖房機器|

住宅瑕疵担保責任保険

2009年10月1日引渡し物件から、
住宅施工業者に住宅瑕疵担保責任保険への加入義務が生じることになりました。

『住宅瑕疵担保責任』とは簡単に言うと、
住宅に不具合がおきた場合、定められた必要義務に応じ、
修補する責任を負うこと。
その修補する費用を我々住宅施工業者が確保することが法律化されたのです。

家づくりは、新築お引渡しが最終段階ではないのです。
設計~施工~引渡し~維持管理まで、
施工業者側が真摯な対応を心がけていれば、法律はできなかったでしょう。

近年は、住宅やマンション建築おいて、信頼を損なう大きな事件があったため、
このような法律で建主を守ろうというものです。

ログハウス21では、2009年着工物件より加入しています。

この「住宅瑕疵担保責任保険」に入るためには「現場検査」を受け、
それに合格しなければなりません。

工事が始まってから、最初の現場検査は基礎工事の「配筋検査」です。
鉄筋の仕様と、配筋のピッチや補強すべき部分の組み方などを確認します。

コンクリートを打設すると見えなくなってしまう部分なので、
立会い検査をした上で、記録写真を残しておくのです。

「配筋検査」の次は「躯体工事の完了検査」です。
概ね屋根が完成した段階で行う検査ですが、
使用している材料や金物の取付などを確認します。
これも、仕上材を貼ってしまったら見えなくなる部分なので、
大事な確認作業となるのです。

住宅現場においてはここ数年、「住宅瑕疵担保責任保険」のほかにも、
消費者保護と長期優良住宅の観点から、
様々な新しい法律が施行、もしくは改正されてきました。

公的な現場検査は、このほかに行政による完了検査で終わりですが、
住宅金融支援機構の「フラット35」を利用する場合には、
これまでの検査のほかに「設計審査」があり、融資対象物件への
厳しい事前チェックがなされるのです。

非常に良い方向であると思うのですが、
同時に、ルールが増えることによって造る家の形が
規格的になりはしないかと、少し心配するところもあります。。

とはいえ、ログハウス21では不合格の物件がでたことはひとつもありません。
現場検査は最低限守らなければならないルールのひとつ。
そのルールの中でログハウス21は、
「我が家だけのオリジナルな家」を造っていかねば、と思っています。

丸太を使うログハウスは、一般木造住宅が使っている材料よりもはるかに太い材料を
使っている構造体であり、金物も特注で作らせた太いものを使用しています。
ログハウス21が造る家は、「検査合格」よりもひとつ上の安心感がある建物、なのです。

2009-03-09T15:06:00+09:002009.03.09|メンテナンス|

メンテナンスはどこまで軽減できるのか

もしかしたら、必要以上に臆病だったということになるのだろうか。
木が本来もつ耐久性をもっと信じるべきなのかもしれません。

先日、とある建築セミナーを受けそんな気になりました。

「木の家」はメンテナンスが大変、というイメージをお持ちの方は多い。
実際、我々もメンテナンスの指針を持ち、板壁を塗装をしたり、
丸太に隙間が空いたら埋めたりと定期点検と定期メンテナンスを行っている。

さて、そのセミナーで紹介された「木の家」では、北海道産材を外壁に
使っているのですが、この10年一度も塗装メンテナンスをしていないというのです。

その耐久性を保つためには、施工にいくつかの注意点がありましたが、
長年木の家をつくってきた私たちにとっては、どれもあたり前に施工して
いるものでした。

要は雨が降っても常に木が乾燥するように施工すればいいのだと。
確かにそうだ。木は乾燥していれば傷むことはない。

でも塗装メンテナンスをしなければ木は日に焼けて退色する。
それについても講師は、経年変化の当然の現象として
なんでもないことのように話している。

しかし理論上、常に乾燥しやすい状態で施工されていれば
木は腐らないのである。板壁はそれが可能なのだ。

講師は、無垢材よりも塗り壁のほうが
よほど汚れが目立ち、傷みやすいともおっしゃるのです。

我々は木の家に対するメンテナンスについては、
もう少し大らかであってもいいのかもしれない。
これまでよりも軽減できる方法がありそうなのです。

Log House 21 HP

2009-03-06T00:47:00+09:002009.03.06|メンテナンス|

現場はじまります


三月に入り、気温はまだ低いものの、

陽射しは春の入口であることを感じます。

雪解けの季節を迎え、

山海の眺望がよい高台の物件が着工しました。 

お客さまが「こだわる」木の家のイメージは、

『山小屋風』

その山小屋風新居では、

ターシャテューダーさんのような、

まわりの自然に溶け込むお庭造りを楽しまれるそうです。

私たちは

お客さまのご意向に沿い、

期待以上のものをつくるように、

職人ともども気を引き締めてまいります。

Log House 21 HP

2009-03-03T15:13:00+09:002009.03.03|木の家2009余市|