月別アーカイブ:7月 2007

家づくりは厳かな気持ちで始めよう!

今月は地鎮祭が2件ありました。

『地鎮祭』とは、簡単にいうと
土地の神様にお願いして敷地を清め、
工事の無事と、建物が何事もなくそして、
末永くその場所に建っていられることを願うお祭りです。

家を新築するにあたって行う祭事にもうひとつ、『上棟式』があります。
昔々は、大工棟梁が工事の無事を祈って行っていた祭事なのですが、
最近では、建主が職人の労をねぎらい、工事の安全を祈願するのと同時に、
近隣の方々へのあいさつを含めた行事、という意味合いで行われています。

これらの祭事は建築業者の方でほとんど段取りしてくれるので、
建主さまは、やるかやらないか?を決めることになります。

地鎮祭と上棟式両方行われる方もいらっしゃいますし、
両方ともやらない方もいらっしゃいます。
また、どちらか一方だけ、というパターンもあります。
その場合は、地鎮祭をやって、上棟式をやらないかもしくは
現場で簡単なお食事会という方もいらっしゃいます。

どっちにしろ、こういった祭事は、
特にこうしなければならない、というものではないので、
ご家族や親族の方々とよく話し合って決めると良いでしょう。

わたくし個人的には、こういった祭事は行なったほうが良いと考えています。
普段は毎日神様のことを考えているわけではないけど
(あぁ、神さまゴメンナサイ。。)
家を建てるということは、普通のモノを買うのと違って、
そこに建物が末永く建ち続け、家族が住み続けるわけですから、
やはり安全に、そして健康にと願うのは当然です。
家を建てるにあたって、厳かな気持ちになり、
安全と健康を祈ることも意味のあることだと思うのです。

・・・・というようなことが、、
少しでも気になる方はやっておいたほうが良いと思います。
神さまも、その地域の氏神さまでも近くの神社でもいいし、
実際に神社を訪れたときに、
自分たちの気持ちが落ち着く神社を選んでも良いと思いますよ。

神主さんに渡す費用(=初穂料)は、神社によってさまざまですが、
大体3~4万円くらいです。
お供え物をすべて用意してくれるところもあるので、
いろいろと聞いてみましょう。

以下は地鎮祭の様子。

これだけお供え物があったら神様も大喜び?

最初の鍬入れは建主様が行うのです。

2007-07-29T14:17:00+09:002007.07.29|家づくり|

自然に溶け込む家

あいさつまわりと営業をかねて、
弟子屈と鶴居に行ってきた。

日ごろの行いが・・・、と気にしてしまうほど道東方面への出張時はいつも天気が悪い。

今回も、1年のなかでも良い時期にいこう、
なんて計画を立てていただけに天気同様気分もジメジメ。。

しかしまぁ、仕事なので仕方がないのである。
それに、今回お会いした方々がみな明るく出迎えてくださったので、
天気のことはどうでもよくなってしまった。

それにしても道東は緑が多い。
たぶん今がいちばん緑が濃い時期なのではないだろうか。
今回は屈斜路湖も湿原も、霧で何も見えなかったが、
天気が良かったら素晴らしい景色だったに違いない。

そんな風景の中にたたずむログハウスはやっぱりカッコいい。

新築のときはもちろん新しくて良いのだが、
人が暮らし始めて何年か経ったログハウスに、
言葉では言い表せない奥深さを感じてしまうのは私だけだろうか?

特にこんな緑の多い場所に建っているログハウスにはそう感じてしまう。

時を重ねるごとに自然に溶け込んでいく。


こんな遊び心たっぷりの門構えも、ログハウスならでは。


薪ストーブのレンガに油絵が。

ログハウス好きの人は『自然』と遊ぶのも上手である。

2007-07-24T23:54:00+09:002007.07.24|オーナー訪問|

熱い想い

今年中にPB(ポスト&ビーム)の住宅を2棟建てるのですが、
既に丸太の加工が先週から始まっています。

そのうちの1棟のお客さまのお話。

その方は、
20年以上も前の学生時代から弊社Log House 21のことをご存知で、
ついに今年、永年の夢であったログハウスを建てる決意をされたとのこと。

そんな熱い想いをしたためたお手紙を頂いたのがきっかけで、
ログハウスの建築計画はスタートしました。

もう、感激しました。。

そして感激したと同時に、
20年来の想いを我々に託して下さったということに対しても、
大きな責任を感じずにはいられません。

家を建てるということは、
人生の中でもっとも大きな行事のひとつです。
当然、簡単に決断できるものではありません。
そして、お客さまの数だけその想いや理由があると思うのです。

いやぁ、なんとなくログハウスがいいから、って言ってる人でも、
聞くと、実はドラマがあったりするのです。

だから私はよくお客さまに、
なぜログハウスを建てようと思ったのですか?と聞きます。
その話を聞くのが好きだからです。

そしてそれは、
我々が仕事をするうえでの原動力になったりするのですね。

そんな熱い想いを知ったビルダーたちの仕事っぷり↓

こころを込めて造ってますよ~^^

2007-07-16T17:54:00+09:002007.07.16|代表の想い|

ログハウスしかない!と思ったワケ その4

私の前職はタイルメーカーの営業マン。

営業先は大型建築物件を扱う大手建築設計やゼネコン。
文化ホール、商業施設、ホテル、官公庁物件、病院etc.
車を走らせていると自分が納めた建物に出会うことは多い。

今と同じ建設業界ではあったが、その頃『住宅』に関わることはほとんどなかった。

私はタイルを売ることで『焼き物』の知識を身につけ、
そしてその『焼き物』であるタイルを建築材料に使うと、
半永久的にその質感を保つことができる、ということを知った。
だから、自分が納品したタイルの建物が、
ずっとそのままかたちとして残っていくことに
仕事としての満足感と達成感を感じていた。

かたちが残るものを造る、その感覚は今と同じかな。

タイルは自然の土からできている、というところも好きだった。

しかし私は、もっと自分を生かせる仕事を探していた。
自分が造ることをしたい、って思ってたのかもしれない。
結婚してからちょうど3年になる妻とも話し合い、
自分たちの人生をより充実したものにするため、
入社以来8年勤めた会社を辞めて、
ついに私はログハウスの世界に入った。

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最初はログビルダー見習いである。

でもやっぱり私は、外で体を動かすのが合っている。
雨や雪の日は、つらくもあったが、早く仕事を覚え一人前になりたい、と考えていた。

ログハウスのスペシャリスト、専門家になりたいと最初から思っていた。

だから、ログハウスの事は何でも知りたいと思ったし、
その知識を身につけ、作業を経験することが
自分のこれからの人生において、すごく大事なことになると思った。
作業もするけど、お客さんとも話ができるようになりたいと思ったし、
ログハウスの事を人に語れるようにならなければ、という思いが強かった。

だから、建築の知識も必要だと思い、通信講座で建築の勉強をしたり、
建築管理の資格を取るようにもした。
作業に必要だから移動式クレーンの資格も取った。

転職して、果たしてやっていけるだろうか? と不安に思うこともあったが、
この世界で生きていこう!がんばろう!と、
私は決意を新たにしていた。

2007-07-08T15:21:00+09:002007.07.08|代表の想い|