今月は地鎮祭が2件ありました。

『地鎮祭』とは、簡単にいうと
土地の神様にお願いして敷地を清め、
工事の無事と、建物が何事もなくそして、
末永くその場所に建っていられることを願うお祭りです。

家を新築するにあたって行う祭事にもうひとつ、『上棟式』があります。
昔々は、大工棟梁が工事の無事を祈って行っていた祭事なのですが、
最近では、建主が職人の労をねぎらい、工事の安全を祈願するのと同時に、
近隣の方々へのあいさつを含めた行事、という意味合いで行われています。

これらの祭事は建築業者の方でほとんど段取りしてくれるので、
建主さまは、やるかやらないか?を決めることになります。

地鎮祭と上棟式両方行われる方もいらっしゃいますし、
両方ともやらない方もいらっしゃいます。
また、どちらか一方だけ、というパターンもあります。
その場合は、地鎮祭をやって、上棟式をやらないかもしくは
現場で簡単なお食事会という方もいらっしゃいます。

どっちにしろ、こういった祭事は、
特にこうしなければならない、というものではないので、
ご家族や親族の方々とよく話し合って決めると良いでしょう。

わたくし個人的には、こういった祭事は行なったほうが良いと考えています。
普段は毎日神様のことを考えているわけではないけど
(あぁ、神さまゴメンナサイ。。)
家を建てるということは、普通のモノを買うのと違って、
そこに建物が末永く建ち続け、家族が住み続けるわけですから、
やはり安全に、そして健康にと願うのは当然です。
家を建てるにあたって、厳かな気持ちになり、
安全と健康を祈ることも意味のあることだと思うのです。

・・・・というようなことが、、
少しでも気になる方はやっておいたほうが良いと思います。
神さまも、その地域の氏神さまでも近くの神社でもいいし、
実際に神社を訪れたときに、
自分たちの気持ちが落ち着く神社を選んでも良いと思いますよ。

神主さんに渡す費用(=初穂料)は、神社によってさまざまですが、
大体3~4万円くらいです。
お供え物をすべて用意してくれるところもあるので、
いろいろと聞いてみましょう。

以下は地鎮祭の様子。

これだけお供え物があったら神様も大喜び?

最初の鍬入れは建主様が行うのです。