ログハウス21では、
これから北海道に移住される方や、
すでに移住していて、これから道内に建築する方、
すでに移住していて、本州に戻って建築する方など、
「移住してログハウスを建てたい!」というご相談を頂くことがあります。

その中には、
本州と北海道のログハウスの違い、
についてのご質問もあります。

いくつか例をあげると、

基礎の根入れの深さ=地面に埋まっている基礎の深さです。
氷点下の気温で土壌が凍結して、隆起することを「凍上」というのですが、
基礎の根入れが浅いと基礎が浮き上がってしまいます。
これを防ぐために、市町村によって凍結深度が決められています。
冬の気温が低く、雪が降らない地域ほど土壌が凍結しやすいので、深くなります。
北海道では浅くて50㎝の地域と、深いところでは120㎝もあります。

屋根の構造
ログハウスは、三角屋根で天井も斜めなので、屋根面に断熱材を入れますが、
北海道は、冬の寒さや、室内の暖房の熱が屋根から逃げることを防ぐために、
断熱の性能は高い必要があります。
無落雪屋根にするならば、雪の重さに耐えられる構造も必要です。

断熱性能で言えば、
壁を厚くすることや、断熱材そのものが高性能になっています。
ログ21では、冷気が入りやすい窓ガラスは、トリプルガラスが標準です。

キッチンや洗面の水栓金具やトイレも冬の凍結に備えて、
寒冷地仕様という商品を使います。基礎にも断熱をしているので、
普通に暮らしていたら水道凍結が起きることはまずありません。

他にもありますが、
北海道の家は、寒さへの備えを基本としているので
構造にかなりの違いがあるようです。