年間アーカイブ: 2015

ログ21近況(3月中旬)昔の仲間と

湿った雪の日が続いて、

景色は冬に逆戻りかぁ・・・と思っていたら、

このところの暖気で、急速に加工場の雪も融けはじめました。

そろそろ丸太加工の段取りもはじめなければなりません。

そんな中、

10年くらい前にログハウスの勉強に来てくれていた大工さんが、

と言っても、当時から腕のあるバリバリの大工さんですが、

神奈川から、他の大工仲間8人と一緒に

事務所へ研修も兼ねて遊びにきてくれました。

加工場を案内したり、ログ21の工事中の写真を見てもらったり、

ざっくばらんに情報交換することができ、楽しい時間を過ごしました。

住んでいる地域は違うけれど、同じ仕事をしている人たちとの交流は、

新たな視点も生まれ、こちらも刺激を受けます。

機会があれば私も出向いて、話を聞きに行きたいですね。

2015-03-16T12:29:00+09:002015.03.16|ログ21近況|

トイレの無垢カウンター

トイレの手洗いカウンターを自分で作ってみました。
これは会社に乾燥保管してあった米ヒバ(イエローシダー)の挽き割り板。
まずはこれをカンナ掛け。

幅が広いので自動カンナは使えず、電動の平カンナで面を揃え、
壁に取り付く側の端を直線に切り落とします。
その後、墨付けをして穴を空けます。
長さを出してカットし、仕上げの自然塗料(ワックス系)を塗り、拭き取ります。
これで板加工はおわり。乾かして、取付場所へ持って行きます。
水平に取り付けるために調整し、
水栓金具と手洗い器をセットして、仕事は完了。
あとは設備業者に給排水管の接続をしてもらえれば使用できるようになります。
手すりも曲がり木。
やはり無垢の板は良いですね。トイレに入るのが楽しくなります。

 

ログ21近況(2015年2月下旬)ふたつのフィンランド

先日、「白夜のタンゴ」というドキュメンタリー映画を見てきました。

タンゴを愛する3人のアルゼンチンの音楽家たちが、

「タンゴはフィンランドが発祥の地」という説を聴いて、

「そんなバカな!アルゼンチンに決まっているじゃないか!?」と憤慨し、

それを確かめるためにフィンランドを旅し、

音楽家達を訪ねて音楽で交流を重ねるうちに、

発祥の地はどこか・・・という結論ではなく、

フィンランドタンゴも素晴らしい、と思うようになります。

ロケーションは森と湖、白夜に踊るタンゴ。

フィンランドにタンゴ!?と意外に思いましたが、

シャイなフィンランドの男女が交流する場でもあるという紹介でした。

情熱的で複雑なステップのアルゼンチンタンゴと比べると

シンプルなステップとおおらかな曲調のフィンランドタンゴ。

昼食後に観たので、目を閉じそうになりましたが、

ダンスホールもフィンランド音楽家の家も音楽家達が滞在するコテージも

東屋、納屋、いろんな場面でハンドからマシンカットまで、

ログハウスが出てくるので、見入りました。

もうひとつは、2月15日までだったのですが、

帯広美術館のムーミンでおなじみの「トーベヤンソン展」へ行ってきました。

画家だったトーベヤンソンの油絵も多くありましたが、

風刺画や、ムーミンの原画も多くあって、楽しめました。

2015-02-28T10:15:00+09:002015.02.28|ログ21近況|

ログ21近況(2015年2月下旬)

冬の間、食べるものが少ない小動物たちのために、
家の庭にエサ台を作っておいたところ。。
2日目の良く晴れた朝に、小さいエゾリスがやってきました。

ここは山麓なので、普段から雪に小動物たちの足跡が残っていて、
なかなか姿を見ることは無かったのだけれど、
ようやく姿を見ることができました。
このあと、山雀(ヤマガラ)やヒヨドリなどの野鳥も来て、
あっという間にエサがなくなり・・

まだ少しの間続く冬の楽しみがひとつ増えました。




2015-02-26T10:39:00+09:002015.02.26|ログ21近況|

建築士定期講習

3年に一度の定期講習。
9:30~17:40までの講義は疲れますが、
法令の改正内容や、最新の技術、動向などの情報を聞いてきました。

2015-02-24T19:00:00+09:002015.02.24|ログ21近況|

偉大なるログハウスの教本

以前に何度も繰り返して読んでいた雑誌類を引っ張り出してみた。
会社の書庫には夢丸の創刊号から揃っていて、
かつて皆が参考にしたデルラドムスキーの連載コーナー『究極のログビルディング』や、
海外のログハウスビルドのハウツー本など、時間を忘れて読みふけってしまいました。

アメリカ、カナダはもちろんのこと、ロシアやスウェーデンのログ加工の教科書などもあります。基本的に、プロではないけれど、ログハウス(ハンドカット)をつくりたい、という人のための本、という位置づけです。アラン・マッキーの「エコロジカルログビルディング」などは、できるだけ地球にダメージを与えずに、全て人力でログハウスをつくる、というコンセプトで書かれていて、ログハウスはエコロジーなもの、という価値観で語られているのです。

80~90年代の途中まで、「山と渓谷社」から出版されていた『夢の丸太小屋に暮らす』。
ログハウスファンなら誰もが一度は手にしたことがある雑誌です。
現在は隔月発行ですが、1990年当時は8号めにして「季刊化決定記念特大号」となっています。この雑誌を私が初めて目にしたのもこの頃だったかな。

この本の中でも、「人の力のみで木を運ぶ方法」などを紹介していますが、当時は、自然に優しい方法で、できるだけ人の力で、というのがログハウスの一つの魅力となっていたようです。人力で皮をむき、チェーンソーを使って丸太を削る。今ではさすがに動力の道具は使いますが、それでも職人の手をこまめに使いながらログハウスはつくられていきます。

地球にダメージを与えない家づくり。初心を思い返す時間でした。

2026-02-24T18:15:46+09:002015.02.16|ログ21近況, 家づくり|

管理建築士講習

管理建築士の講習会に出席しました。

平成17年に起きた構造計算書偽装事件を契機として、
再発を防止するために見直された制度のひとつがこの講習。

建築士は「法に定められた規範に基づく責任」はもとより、
それより高次にあるプロとして、
「倫理規範に基づいて果たす責任」が強く要求される。
建築主の期待に応えると同時に、
地域に末永く存在する建築物をつくりだす立場として、
法令順守と公益の立場に立って最善を尽くすこと。

技術的な話のほかに、高い倫理性を持つことが必要。
というような内容でした。

2026-02-24T18:16:52+09:002015.02.06|ログ21近況|

冬の土地探し

辺り一面、雪で覆われてしまうこの季節。

土地探しは出来ないものと思われがちですが、
この季節でしか確認することができないのが、
雪の降り方や付近道路の除雪状況です。

道路の状況や、敷地の雪は何処に処理するのか、
などは実際に見てみないと分からないし、
町内会で独自の除雪を行っているとしたら、
どんな感じになっているのかを確かめられます。

周りに家が建っていれば、
目当ての空き土地は雪山になっている場合が多いですが。。

雪の事以外にも、
冬は日が短いので、その場所の日陰になる時間や、
入射角が低くなる太陽光の入り方なども冬にならないと
確かめられないことです。

冬ならではの土地探し。
実際に足を運び、見ることで得られる情報は
生活するうえで大切なことばかり。
夏場以上にたくさんありそうです。

2015-02-04T16:18:00+09:002015.02.04|家づくり|

ログ21近況(2015年1月下旬)

事務所の窓辺には小さいけれどふっくらと丸い野鳥がときどきやってきて、

野鳥辞典で調べたけれど、見つけられない。

似ているのは・・・たぶんツグミではないかと・・・

以前にはアカゲラが来たことがありました。

相変わらずトンビは加工場の森から国道を挟んで反対の林まで行き来しています。

この一週間は雪も少なく、

机に向かって図面や見積もりを黙々とこなす本当に穏やかな日々でした。

さて、先週の北海道新聞に目を通していると、

豪華なログハウスの写真が!!

それはウクライナの前大統領の邸宅について不名誉な内容でしたが・・・

以前にTVにも映ったことがあって、豪邸~、と思っていた。

フィギュアスケートのプルシェンコさんの別荘はハンドカットログハウス。

正月にTVで放送されて、室内も紹介されていたのですが、

外壁も室内も真っ白に塗装されておしゃれでした。

ロシアのメドベージェフ元大統領の別荘もマシンカットログハウスだとか。。。

北欧生まれと言われるログハウス。

北欧は歴史的にロシアとの関係が深く、

その技術はロシアから入ったものとも言われています。

またフィンランドログの輸出先第一位はロシアだそう。

日本に入ってきているマシンカットログハウスのほとんどの形状は、

フィンランドでは、クラシックスタイルとかロシアンスタイルと呼ばれているものです。

2015-01-31T20:03:00+09:002015.01.31|ログ21近況|

ログハウスの気密

ログハウスはあたたかい。

あたたかいを漢字で書くと、

温かい

暖かい

となる。

ログハウスは構造体が丸太でできている。

木に囲まれるとリラックスできて、そのぬくもりは心を温かくする。

では、「暖かい」はどうか。

冬は暖房で暖めた空気を逃がさないためには断熱性とか気密性が関わってくる。

他に蓄熱性と言うのがあって、これはログハウスのもっとも長所なのだけれど。

あるとき、契約のその席でお客様から、

室内に木を使った住宅会社のパンフレットを見せられた。

その文章にはストレートにログハウスの悪口が書いてあった。

ログハウスは隙間だらけで寒い。と。。。

お客様は昔からログハウスに住みたいと思っていて、

たまたま目にしたパンフレットを見せてくれた。

木の家といえばログハウス。木材使用量では他の比ではない。

木の家で検討する人も一度はログハウスってどうなの?と

思い浮かべるだろうから、比較対象にされるのかもしれない。

確かに数年前の寒いログハウスはあったと思う。

けれど、それはログハウスだけの問題じゃなくて、

基礎や床、屋根の構造その他の細かな配慮がなかった。

一般木造住宅だって寒い家はあったから、

だから、建築会社は勉強会やグループをつくって研究し向上しようとしているんです。

では今、ログハウスが隙間だらけか?

木造住宅ではポリフィルムや気密テープで気密を取るのだけれど、

横積みのログハウスでは、ログとログの間は膨張テープで気密を取っている。

昨年、建築したマシンカットログ(フィンランドラミネート)で気密測定を行ったのですが、

かなりいい結果が期待できるものでした。

打ち合わせ漏れにより、測定準備に不備があり、

残念ながら正確な結果が出なかったのですが。。。

当然すべき準備ができていて、

正しく準備できれば、C値は0.5~0.6㎠/㎡くらいでしょう。とのことでした。

普段から、薪ストーブの火の着き方を見ていると「けっこう気密高いな。」と

思っていたけれど、ログ壁の気密性に自信を持ちました。

現在、高性能住宅でトップクラスでは0.1~0.3㎠/㎡

その次のクラスが0.4~0.6㎠/㎡、

北方型住宅ECOの基準では1.0㎠/㎡以下です。

もっとこうすると、更に成績が上がると思われるのは、

ログ壁とは全く別の施工部分で、すぐに取り組み改善できるものでした。

つまりログハウスは隙間だらけ・・・なんて過去の話。

そもそも、過去なら一般住宅だって改善すべき点は多々あったはず。

ログハウスは北海道よりもっと寒い北欧のもの。

ログハウスも日々の積み重ねで向上しているのです。

気密測定で得られるC値とは、
その家の1㎡あたりで何㎠相当の隙間があるか。。。というものです。
C値=0.2は1㎡あたり0.2㎠の隙間という意味。

2026-02-24T16:49:44+09:002015.01.24|家づくり|