年間アーカイブ: 2008

ハンドカットと青い空

青い空が高く見えます。
もう、秋が近いですね~。

道南杉ハンドカットは9段目にかかったところ。
窓やアーチカットの形がみえてきました。
加工場での見学も9月初旬くらいまで。
ハンドカットにご興味のある方はぜひこの機会を逃さぬように。


こんなに天気の良い日には、
丸太が乾燥して「ピキッ」「パキッ」、と割れる音がします。
これから2~3年くらいかけて、丸太はゆっくりと乾燥していくんです。

今日までお盆休みのビルダーたちは、
明日からまたチェンソー作業を再開します。

2008-08-17T13:45:00+09:002008.08.17|ハンドカット2008中札内|

北広島マシンカット

見学会は好況のうちに終わり、
本日は再度のハウスクリーニング。
見学会にご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。

最後にまた写真を何枚か。

ログと住む人を守ってくれる大きい屋根。

この広いリビングのなかでは、大きな出窓のそばが特等席になりそう。

薪ストーブも超大型。
前の家でも薪ストーブのヘビーユーザーだったという建主さまのために、
大きな薪小屋も用意しました。

このテーブルセットとログ階段は、建主さまが18年間過ごしたハンドカットログから
移設したもの。表面をカンナで削り、新品同様に生まれ変わりました。
新しいマシンカットでも一緒に過ごしていくのです。


お引渡しは、もうまもなくです。
これから先も、ログとともに永いお付き合いの程、どうぞよろしくお願いします。

2008-08-11T15:45:00+09:002008.08.11|マシンカット2008北広島|

ハンドカット6段目

道南杉ハンドカットは6段目の途中。


ここ北広島で仮組みをする期間は約2ヶ月ちょっと。
丸太の加工が終わるまでにはあと1ヶ月はかかる予定です。
普通なら現場で家が建ってしまうくらいの時間をかけて
丸太を積み上げていくんです。

それはつまり、
ハンドカットを完成させるのに必要なビルダーの作業量は、
大工工事を入れると家2件分になるってことなんです。

丸太も人もたっぷりと使い、じっくりと造っていく。
ハンドカットはまさに
『King of woody house』と呼ぶにふさわしい建物ですね~。

2008-08-01T23:00:00+09:002008.08.01|ハンドカット2008中札内|

小物・アクセサリー2

ほぼ完成した北広島マシンカットの写真を引き続き。

ロマンチックな雰囲気の手摺となりました。

大量の書物をお持ちのお施主さまのための本棚。これでも収まりきらないかも。

室内窓のガラス取っ手にはまたもや「きゃーっ!」。

ウォークインクロゼットのポールは木製。

家でも仕事(?)ができる、パソコンデスクはダイニングの横に。

遊び心のある手造りファニチャー&アイテムは、
ログハウスをよりいっそう楽しくさせてくれますね。

2008-07-30T23:19:00+09:002008.07.30|マシンカット2008北広島|

小物・アクセサリー

ログハウスに合う小物って、既製品だと意外に少ないんですよね。
木の質感に負けるというか、違和感を感じるというか。

既製品でも陶器や鉄、鋳物などは、使い方によってログを引きたててくれますが、
あと、やっぱりログと同じ木で造るとピッタリ合うんです、これが。

トイレのペーパーホルダー。
ありそうでないんですよ、探してもこういうの。
だからビルダーにー造らせました。フタはレッドシダーです。
少し前からウチのログハウスには標準で付けてます。あと、タオル掛けもね。

お施主さんも「キャーッ!」って言って喜んでおりました^^

2008-07-26T18:33:00+09:002008.07.26|マシンカット2008北広島|

ビルダーの仕事

自然丸太の表面はデコボコしていますが、丸太を重ねるとき、
ビルダーはふつう、一発で隙間なく積み上げていきます。

普通の木の家の大工さんからすると、難しそうにみえるようなんですが、
実はその原理はシンプルなんです。
でも、実際にそれをチェンソーで加工する技術は、
やはりそれなりのセンスと経験が必要になります。

「北の国から」の五郎さんもログハウスを造っていましたが~、
キレイに早く造り上げるのが我々プロの仕事。

誰にでもできるってもんじゃーないんです。

2008-07-24T16:31:00+09:002008.07.24|職人の仕事|

木に囲まれたキッチン

北広島マシンカットのキッチンは、少し広めのU型です。

カウンターと同じ長さだけ吊戸棚があるので収納力も十分。
扉はログと同じ無垢パインで、カウンターはそのパインによく似合うホワイトの人造大理石。
広いカウンターの下には、
オーブンレンジや食洗機を組み込むことができるので、
その分、カウンターをシンプルに使うことができます。

広々とした、しかも
木に囲まれたキッチンは、料理を楽しくしそうですね。

2008-07-22T11:03:00+09:002008.07.22|マシンカット2008北広島|

ログ積始まる

道南杉ハンドカットはいよいよ本格的に加工がはじまり、
これからはひたすら、ログを積み上げていく作業が続きます。
ハンドカットの加工は、この積み上げていく様子を見るのが面白い。
日を追うごとに形が造られてくるからね。

こちらは平行して進む皮むき作業。
遠くで加工している先輩方を横目で見つつ、
黙々とカンナを掛け続けてます。

楽しそうですね~、背中が物語ってます・・^^;
そう、彼は全ての皮むきが終わるまで加工に参加できないのであります。
ガンバレ、皮むきマン!

2008-07-20T15:00:00+09:002008.07.20|ハンドカット2008中札内|

緑に溶け込むログハウス

サミットで市内の警備が手薄になったのか、
各地の警察の方が北海道にいらっしゃったようです。
「愛知県警」のパトカーとかも札幌市内をフツーに走ってましたね。

さて、
足場が無くなった北広島のマシンカット。
周囲の林に溶け込むようなグリーンの外壁がシブイですね。

外観はこれから1Fと2Fにデッキができるので、
また雰囲気が変わってくると思います。

8月上旬の完成予定、室内の写真もそろそろ紹介できるかな。

2008-07-12T23:42:00+09:002008.07.12|マシンカット2008北広島|

皮むき

ハンドカットの加工はまず皮むきから。
杉の皮はむきやすく、ドローナイフを使うまでもないほどやわらかい。
いつもダグラス(米松)を刻んでいる我々からすると、このやわらかさは
作業効率的にちょっとウレシイ感じがする。
チェンソーもサクッと入ってく感じらしい。

とはいえ、今回の加工で使う丸太の数は約70本。
しばらくは地道な皮むき作業が続きます。
その間、「チーフ」と呼ばれる加工責任者は、
一本一本の素性とクセを見ながら、どのように使うのかを見定め、
その特徴を丸太と手元のメモに書き記していきます。


こうやって、本格的なログ積に入る前の段取りが続きます。

しかし、杉の木肌はとてもキレイです。
ハンドカットの荒々しさとキレイな木肌は想像以上にマッチするかも。

道南杉のハンドカット、加工状況は随時アップしていきます。

2008-07-09T00:14:00+09:002008.07.09|職人の仕事|