ログハウスにメンテナンスは欠かせません。

一番大事なのは外部のログ塗装。ログを雨と紫外線から守るためには定期的な塗装をしなければなりません。具体的には、以下の手順で考えておくと良いでしょう。

建築後の第1回目の塗装は早い方がいいです。新築間もない頃は、ログ自体にまだ水分がある状態なので、塗装のノリが十分でないことがあります。ログの乾燥が終わりに近づく建築後2~3年で1回目の塗装メンテナンスを行うとよいでしょう。

2回目以降は、その場所の気象条件などにもよりますが、ログ表面の塗装の状態を見ながら3~5年に1回の割合で塗装していきます。

その際に、ログの干割れなどを発見した場合は、ログ専用のシール材でふさいでおきます。

ログに塗る塗料は、上から重ね塗りができるタイプなので、同じ色を塗り続けてもよいのですが、少し濃い色を塗って、雰囲気を変えて見るというのもひとつの楽しみ方です。ですから、新築時にはなるべく薄めの明るい色で仕上げておいて、メンテナンスごとに色を濃く変えていくということもできるんです。ただ、最初から濃い色で仕上げてしまっても、少し余分に費用はかかってしまいますが、塗装をサンダーで削ってから塗りなおせば、好きな色に変えることもできます。削っても使えるのは木の良いところでもありますね。

いつまでも新しい状態のままでいることは、どんな家でもあり得ません。同じ古くなるのでも、味わい深く古くなっていく方が良いと思いませんか?使い込むほどに愛着が出てくる木の良さは、ちょっとしたメンテナンスへの気遣いがあって、はじめて生きてくるんです。

家も人間と一緒で、気にかけてやると、正しく成長するものなんです。