偉大なるログハウスの教本
会社の書庫には夢丸の創刊号から揃っていて、
かつて皆が参考にしたデルラドムスキーの連載コーナー『究極のログビルディング』や、
海外のログハウスビルドのハウツー本など、時間を忘れて読みふけってしまいました。
アメリカ、カナダはもちろんのこと、ロシアやスウェーデンのログ加工の教科書などもあります。基本的に、プロではないけれど、ログハウス(ハンドカット)をつくりたい、という人のための本、という位置づけです。アラン・マッキーの「エコロジカルログビルディング」などは、できるだけ地球にダメージを与えずに、全て人力でログハウスをつくる、というコンセプトで書かれていて、ログハウスはエコロジーなもの、という価値観で語られているのです。
80~90年代の途中まで、「山と渓谷社」から出版されていた『夢の丸太小屋に暮らす』。
ログハウスファンなら誰もが一度は手にしたことがある雑誌です。
現在は隔月発行ですが、1990年当時は8号めにして「季刊化決定記念特大号」となっています。この雑誌を私が初めて目にしたのもこの頃だったかな。
ログ21近況(2015年1月下旬)
事務所の窓辺には小さいけれどふっくらと丸い野鳥がときどきやってきて、
野鳥辞典で調べたけれど、見つけられない。
似ているのは・・・たぶんツグミではないかと・・・
以前にはアカゲラが来たことがありました。
相変わらずトンビは加工場の森から国道を挟んで反対の林まで行き来しています。
この一週間は雪も少なく、
机に向かって図面や見積もりを黙々とこなす本当に穏やかな日々でした。
さて、先週の北海道新聞に目を通していると、
豪華なログハウスの写真が!!
それはウクライナの前大統領の邸宅について不名誉な内容でしたが・・・
以前にTVにも映ったことがあって、豪邸~、と思っていた。
フィギュアスケートのプルシェンコさんの別荘はハンドカットログハウス。
正月にTVで放送されて、室内も紹介されていたのですが、
外壁も室内も真っ白に塗装されておしゃれでした。
ロシアのメドベージェフ元大統領の別荘もマシンカットログハウスだとか。。。
北欧生まれと言われるログハウス。
北欧は歴史的にロシアとの関係が深く、
その技術はロシアから入ったものとも言われています。
またフィンランドログの輸出先第一位はロシアだそう。
日本に入ってきているマシンカットログハウスのほとんどの形状は、
フィンランドでは、クラシックスタイルとかロシアンスタイルと呼ばれているものです。
建築基準法講習会
毎年行われているのですが、法改正など新しい動きもあったので講習を聞いてきました。
テキストは北海道の建築法規解説のバイブル。ログハウス建築では『内装制限』や『延焼のおそれのある部分』などにおいて、この本のお世話になることが多々あります。
ログは木構造であり、室内外はほとんど木の仕上げですから、ログを長年やっていると建築法規の中でも『防火』に関することは詳しくなりますし、薪ストーブやガス、灯油を採用するに当たり、室内の仕上材を規定する『内装制限』についてもログハウスは大いに関係してくるからです。
最近では、防火ログも一般的に建てられているので『延焼のおそれのある部分』については配置計画で苦労することが無くなりました。薪ストーブなどの火器設備も、木で囲まれた室内での設置規定がありますので、解説の内容を参考にしながら検討しています。
特に薪ストーブの設置の際には、ややこしい計算が伴ったりして頭を悩ませたりしますが、安全な設置のためには欠かせない作業です。
ログハウスでキッチンにガスコンロを使用するときは『内装制限』に注意です。「下がり壁」を設けなくてよい緩和規定が告示でありますが、特定不燃材料で覆わなければならない範囲が割と広くなり、現実的には適用できないことがほとんどです。間取りや配置で工夫を凝らす必要があります。
建築地の行政によって若干の解釈の違いがあったりして戸惑うこともありますが、基本的にはこの解説書の内容に基づいて法規をチェックしていますので、今回の講習会に出たことで知ることができた新しい動きをこれからの設計に生かしたいと思います。
ログ21近況(2015年1月中旬-1)
吹雪の仕事始めとなった2015年。
今年の工事計画や積算、プラン作成など、
年始からやるべきことが山積みとなっております。。
息抜きで『札幌芸術の森美術館』へ。
ずっと行きたかった影絵で有名な藤城清治さんの展示です。
動物や自然を画いた作品が特に心惹かれました。
藤城清治さんの最大の影絵の作品は生田原のちゃちゃワールドに展示されています。
この展示では縮小版がありました。北海道の四季が美しく見入りました。
ちゃちゃワールドは行ったことありますが、曖昧な記憶で・・・
チャンスがあればもう一度大きな影絵を見たいものです。
雪が積もる季節になると、夜の訪問者が分かるようになります。
夏の間に姿を見せなくなってしまった野兎が戻ってきたようです。
すべてはログハウスのために。
私たちは、
住宅性能の向上で先進的に取り組む新木造住宅協議会の勉強会に通ったり、
住宅の性能に関するセミナーや、省エネ講習会に通うなど、
日々アンテナを張り巡らせ、最新の情報を得ています。
ログハウスは、壁は丸太を横に積み、
梁や柱に丸太をつかう(ポスト&ビームは真壁の木造軸組工法)ことが、
特徴で、そこが一般住宅と大きく違うところなのですが、
基礎、屋根、床などのつくり方は一般住宅と共通するところがあります。
ログ壁は重要なのですが、
壁だけで家としてのログハウスの良し悪しを語っても意味がありません。
あるとき、お付き合いのある業者さんから、
ログ21さんは、(一般住宅をつくる工務店が参加する会に参加しているけど)
今後はポスト&ビームとか一般住宅を強化していくのですか?
と聞かれたことがあったのですが、
そうではなく、
すべてはログハウスに活かすためであり、最新の住宅づくりを学ぶことで、
ログハウスの性能を進化させていくことが目的であるのです。












