道北へ出張しましたので、朱鞠内湖キャンプ場管理棟へ寄りました。
弊社が平成3年に建築したハンドカットログハウスです。


新築時↓


新築時の姿と比べると落ち着いた外観になっています。
弊社で何度かメンテナンスをしていますが、ログの状態は良好で、
ログ看板も良い雰囲気を醸し出しておりました。

北海道のログハウスは、ハンドカットログハウスからはじまりました。
その第一歩を踏み出したのは弊社創業者でした。創業者の福多(現会長)は
世界を旅して歩いています。その渡航暦は10年前に聞いたときには100カ国
を超えていました。現在はどのくらいになっているのでしょう。本人も数えていない
かもしれません。

35年ほど前にフィンランドでみたログハウスに感動し、
『これを日本に、いや北海道に建てよう!』と思いを強く抱き帰国。その後、
日本で初めて二階建てログハウスの建設大臣(当時)許可を受けたのは、
ログハウス21であり創業者の福多でした。24年ほど前のことです。
その1棟目のログハウスは、現在も北海道の湖畔で素敵なカフェとして
営業しています。

ログハウス21は日本のログハウス業界の中では草分け的存在です。しかしながら、
気候の異なる北米や北欧の建築様式とくにハンドカットログハウスを北海道へ持ち込む
には、施工技術やその維持管理方法、つまりメンテナンスに試行錯誤したのは言うまでもありません。
(北欧は北海道と気候が似ていると言われていますが、似ているだけで同じではないと
考えます。)

北海道でログハウスの第一歩を築いたが故の反省と経験は、今も受け継いでいます。