夕張P&B住宅、塗装前の外観です。
木を外部に使うときは塗装で保護しなければなりません。
特にレッドシダーは年輪が詰まっていて自然な色幅がありますので、
その良さを生かした塗装を心がけています。
今回外部に使用するのは臭いがほとんどしない水性の塗料です。
最近使い始めていますが、浸透性なので木目が消えず木の質感はそのままに
仕上げることができます。外壁のレッドシダーは材そのものに耐朽性があることで
知られていますが、塗装をすることでさらにその耐朽性があがります。
この塗料は、耐水性と防腐性能をも兼ねそなえているので、
木肌の表情を生かしつつ経年変化を味わうにはとても適した塗料ではないかなと
思っております。
中札内の道南杉ハンドカットに使用したのは以前から気になっていた「ウッド・ロング・エコ」。
オーナー様からもぜひ使いたいということで今回初めてその機会を得ましたが、
これは説明書によると基本的に再塗装不要というもの。樹種によって発色の違いがあり、
色を選べないところはあるのですが、道南杉の場合はとても渋い色が出ています。
これも時が経つと色が変わっていくそうです。注目していきたい塗料のひとつです。
塗装ひとつで建物のイメージや木の生かしかたが変わってきます。
ログハウス21は塗装にもこだわり、木の質感を生かすことを大切にしていきたいと
思っています。