ログハウスの事が気になり始めてからも、
相変わらず狂ったようにキャンプと渓流釣りをしていた。

ある年、その釣り場を求めて、海外まで行ったことがあった。
釣りのためだけの海外ツアーだったが、
宿泊先である現地フィッシングガイドが所有していたロッジは、
偶然にもログハウスだった。

その頃、自分が漠然と夢見ていたのは、
湖のほとりでログハウスに住みながら、釣り三昧の日々を送ること。

行った先のロッジ周辺はまさにそんな環境だった!

これで私は完全にヤラれた(笑)

そこで見た景色やロッジの雰囲気は今でも鮮明に覚えている。
ちなみに、我が社のホームページ、トップの背景写真は、
そのロッジから湖に向かって撮った朝焼けの写真である。
『ログハウス21日記~ライジングサン』参照

次の年もまったく同じ場所に行き、その想いを強くした私は、
それからというもの、釣り雑誌の他に、ログハウスの雑誌も合わせて買うようになり、
建てるかどうかは別として、住むならこんなログハウス!というイメージを膨らませていた。

しかし私はそのとき、転勤のある会社で働いていたので、家を持つなんてことまでは考えていない。。

現実には難しいけど、住むならログハウス、という風に、あいまいに考えていた。
しばらくは、自分の中で憧れの存在のままだった。

時を同じくして、私は30歳を目前に、自分の仕事と将来について悩んでいた。

もっと自分を生かせる仕事があるんじゃないかっていつもぼんやり考えていた。

この北海道にずっといられて、やりがいのある仕事はないかと。

そして、ログハウスに携わる仕事ができるかもしれないと知った30歳の時、

私は転職を決意した。