一度は行きたいと思っていた「伊勢神宮」。

20年に一度訪れる「式年遷宮」が来年ということなので、
今年は建て替えられる最後の年。建造物にも年季が入ってます。
写真は神明造りの正宮(外宮)の屋根。内宮とは「千木」の削り方に違いがあります。
「千木」というのは屋根から斜めに突き出た2本の木のことで、先端の尖った方向が、
外宮は垂直に上を向いていて、内宮は水平に外側を向いています。

日常世界と神の領域とを分ける宇治橋が内宮の入り口。
厳かな気持ちになりますね。

神宮の中には恐らく何百年も前からそこに立っていたであろう大木が何本もあります。
私の身長が176センチですから、太さは何となく分かりますが、
高さは何メートルあるのか、先端が見えないのでよく分かりません。
近くに立つと太くて木の生命力に圧倒されます。思わず抱きついてしまいましたが、
同じような事をしている人がたくさんいるのか、木の皮がつるつるになってました。

商店街の建物も古い木造で雰囲気があります。

帰りに赤福本店で「ぜんざい」を食べてお伊勢参りは完結。

静かな森と五十鈴川の清らかな流れに心身ともに清められました。
「日本人の心のふるさと」に想いを馳せる旅でした。