まるで木が汗をかいているように見えるけど、これはヤニ。

我が家の丸太は米松を角材にしているんですが、
こうして平らに削った部分にヤニは発生しやすいのです。
冷えると出てこないけど、暖かくなると出てくるんですね。
そういう意味ではまぁ、たしかに汗みたいなものなのかな。

やっかいなのは、ベタベタしていること。
衣服に付いたりするとなかなか取れないので
人がよく通るところに発生した場合、まだやわらかいうちだったら
シンナー系の溶剤で拭き取ってやるとキレイになくなります。
「ヤニ取り剤」なるものも市販されているみたいですね。
ほっといても固まるんですけど、白くなるので
目立つところに出たら早めに拭き取る方がいいでしょう。

ヤニは永遠に出続けるわけじゃなくて、
場所ごとにある「ヤニ壷」といわれるタンクから、
ヤニが出切ってしまうと、もう出なくなります。
経験上、住み始めて1~2年もすればヤニの発生は止まるようです。

ヤニの発生は、それ自体悩ましい現象でもあるんだけど、
ログハウス好きの人は、興味を持ってみている人が多い気がします。
他のメンテナンスと一緒で、「気になるなー」って、注意して見てたり、
ヤニを拭き取ったりしているうちに、
木とヤニに愛着が湧いてくるからでしょうかね。

でもたしかに木が生きてる、って感じはしますよ。