イエローシダー(米ヒバ)で表札を造った。

針葉樹だけど目が詰まっていて、
切り口の年輪の模様がなんとも言えぬ美しさを
醸し出している。

さらにイエローシダーという木は、カナダでは船の材料にも
使っているくらい耐朽性のある木だ。
雨風が当たるところに使うのにはとても適しているので、
ウチの会社にある看板類もほとんどイエローシダーで造ってある。

だからこの表札も色を塗らずにこのまま使ってもいいかもしれない。
日が経つとシルバーグレー色に変化するが、
木自体は傷みにくいので、見た目が汚れてきたら
サンドペーパーなどで磨きながら使い込んでいくのだ。

希少材なので、ログ用に流通していることはほとんどないが、
日本では木の浴槽だとか、内装材、土台などに使用されている。
端材をクロゼットの中に入れておくだけで防虫の効果があるとか。

こういうイエローシダーのような希少材は、加工の際に出る端材までも
余すことなく隅々まで活用するようにしている。