ハンドカットの魅力はやはり丸太そのままの壁。
1本1本は同じでなく、その凹凸や模様が不均一なのは
言うまでもないことだ。とにかく見ていて飽きない。

いま余市で工事しているハンドカットは
実は6年ほど前に組上げたもの。
屋根をかけた状態でずっと自然乾燥をさせていたので
非常に良好な状態で乾燥している。
内部のログを削ったところだが、
これから自然塗料を塗る予定だ。

こうして何年経っても手を加えることができるのが
丸太のおもしろいところでもある。

ハンドカットはゴツゴツしてて圧迫感がある、という見方もありますが、
私は逆にそのゴツゴツがおもしろいと思うし、
一本一本の丸太の模様や木肌が持つ素材感が、
たまらなく心地よいと感じてしまうのです。