住宅の基礎工事で最低チェックすべきポイントはこの3つ。
鉄筋と凍結深度、地盤調査です。

木造住宅で鉄筋コンクリートを使用するのはほとんど基礎工事のときだけ。
「耐震偽装」問題で大きく取り上げられたのがこの鉄筋の入れ方です。
鉄筋の太さを細くしたり、間隔を広くしたりして鉄筋の量を減らしてしまったんですね。
とんでもないことです。

住宅の基礎の場合は、コンクリートの厚さや高さのパターンが
ほとんど決まっていて、それに合った鉄筋を配置していけばよいので、
大掛かりな構造計算をするまでもないのですが、
高基礎にしたり、地下室を造る場合は、キチンと構造計算をします。

基礎がしっかり出来ていないと、
いくら木造部分の構造がしっかりしていても意味がありません。

あとは地盤調査と凍結深度。
基礎工事の前には必ず専門業者による地盤調査をして、
地盤の強度を確認するのと、各地域で決められている
凍結深度(基礎のいちばん深いところの数値)を守って
工事をすること。

いずれも、あとから確認できないところなので、
しっかりとしたチェックが必要です。