断熱・気密・換気

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ウッドファイバー

北海道産木材からつくる断熱材があります。

ハンドカットやマシンカットは、丸太そのものが断熱の役割を持っています。

ポスト&ビームではどうか・・・という可能性を探るため、それをつくっている

㈱木の繊維さんへ行ってきました。

この技術はドイツからやってきたもので、木の繊維さんもドイツの会社と

ライセンス契約を結んでいます。

見学不可・撮影禁止のところが多いのですが、一部をご紹介。


↑カラマツとトドマツのチップの山。

ここから繊維状に加工し断熱材をつくり上げていきます。

木の繊維さん曰く、『お菓子のドンがはじけるようにふくらませる技術』

これが、マル秘だそうです。

過去に日本国内でも、試作したところはあったのだけれど、

この技術がなかなか難しく成功には至っていないのでしょう。。。とのことでした。

2010-06-01T21:00:00+09:002010.06.01|断熱・気密・換気|

ログハウス21の断熱工事

ログハウスは夏涼しく、冬暖かい建物。
しかしログハウスといえども、
実際はログ以外の床があって、屋根、天井があって、P&Bだと丸太以外の壁があるので、
その部分の断熱をキチンと施工しないとそうなりません。

ログハウス21の断熱工事は、BIB断熱工法を採用しています。
BIB断熱工法の特徴は、
・吹き込み用グラスウール断熱材を使用。繊維同士が接着し固定するため垂直の壁や
 斜め天井に使用しても、振動や衝撃による沈下や変形の心配がない。そのため、
 高い断熱性を恒久的に維持する。
・吹き込むことにより断熱材が隙間なく入り込むので、暖房配管や電気、電話などの配線周り
 の施工も手間がかからず完璧に施工できる。
・短時間で施工できるので、施工直後に全てを一度に見渡しチェックすることができる。
・木材が乾燥などによってやせても、断熱材には弾力性があるので木材面に対して
 隙間ができない。
・無機質材料のため不燃性であること。
・IBEC(財:建築環境・省エネルギー機構)の評定取得工法なので安心して採用できる。

*上の写真左側のピンク部分がBIB断熱。シートに穴をあけてそこから機械で吹き込む。
 ちなみに天井の黄色の断熱材は2F床の防音のために吹き込んでいます。

そして、断熱材の性能を永続的に効果あるものにするのがこの銀色の防湿シートです。
これを断熱工事が終わったあとに上から貼ります。
これは室内で人が生活する時に出る水蒸気を断熱層の中に侵入させない役割を果たす
ものです。このシートを気密テープで隙間なく貼っていきますが、特に丸太との間は気密
テープを念入りに貼り、丸太がやせても切れ目ができないようにします。
さらに、このシートにはアルミを蒸着させていて、輻射効果を持たせています。つまり魔法瓶のような保温効果が期待できるということです。防湿+保温という優れたシートをBIB工法とともに採用し、確かで丁寧な施工をすることによって、恒久的に高い断熱性を維持することができるのです。

ログハウス21は以上の理由でBIB工法を採用していますが、技術は日々進化しています。
魅力的で楽しいログハウス、プラス暮らしやすさを追求するため、我々も断熱に限らず住宅性能に関する研究を続けています。

そして工法云々も大事ではありますが、どの工法でも一番大事なことは「確かな施工」です。
ログハウス21は私たちが造るログハウスに最適な工法を選択し、確かで丁寧な施工をすることがとても大事なことであると考えています。

2008-11-04T16:16:00+09:002008.11.04|断熱・気密・換気|

断熱のこと

札幌P&Bは先日、1F床の断熱を入れた。

断熱材にも色々な種類と工法があるが、一番大事なことは
キチンとした施工をすることだと考えている。
良い断熱材を使っても間違った施工をしていれば何の意味もなさない。
断熱材をただ隙間なく詰めればイイってもんじゃないのだ。

だからよく、どの断熱工法が良いか?と話題になることがあるが、
当然の話、それは正しい施工をすることが大前提なのである。
断熱に関する資料や本はたくさんあるが、
それらにちょっと目を通しただけでも『断熱』というのは
非常に奥が深いということが分かる。
しかも技術は日々進化している。
知識と技術両方を兼ね備える必要があるのだ。

北海道の家において、非常に大切な工事である『断熱』に関しても、
我々は自信を持って取り組んでいる。

2007-10-29T15:15:00+09:002007.10.29|断熱・気密・換気|