降りしきる雪の中、北広島P&Bの丸太加工は
順調に進んでいます。
「オニ皮」と呼ばれる丸太の表面に付いているこげ茶色の皮。
ダグラスファーの場合、とても厚く、特に今の時期、
表面が凍っている事がほとんどなので、
これを剥がすのにも結構な時間がかかります。
外敵から守る為に付いているものでもあるから
仕方がないといえばそうなんですけどね。。
皮を剥がして仕上げた丸太は、現地へ持っていくまで
屋根つきの倉庫か、シートに覆われて保管されます。
ログハウス21のP&B加工は継手仕口組みが基本です。
少し複雑に見える加工形状ですが、組まれてしまったら
ほとんど表面に見えることはありません。
これがピタッと納まり頑丈な骨組みとなるのです。
北広島ポスト＆ビーム住宅の丸太加工が行われています。
丸太は太いもので直径約50センチ近くもあります。
樹種は米松（ダグラスファー）で、産地は北米。
最大の特徴はその強度です。長い距離を飛ばすことができるので、
広い空間を取ることができるのです。
長さ10メートル近くもある丸太が、1軒の家に何本も使われます。
年輪は、100歳くらいまでは数えられるけど、
それ以上になると密過ぎて良く分りません。
推定150～200歳くらい、もしかしたらアメリカの独立戦争とか、
ナポレオンとかがいた時代くらいから育っていたのかも～
なんて思うと、大木の歴史と偉大さを感じますね。
この連休中のよき日に地鎮祭が行われました。
お施主さんは、私が初めて担当したお家の見学会から来ていただいていて、
ログハウスの魅力をどう伝えようかと、試行錯誤しながらつくった資料をほとんど
読んでいただいていて・・・夢中で書いたものもあり、思い出すと恥ずかしいのですが、
5月の見学会で久しぶりにお会いできたときにはとてもうれしかったのです。
風もなく静かで穏やかに進行し
安全を祈願しました。