札幌P&B ログ建込
札幌市南区のP&B住宅がログ建込を迎えました。
天候を見て日程を決め、
警察への道路使用許可、近隣住宅へのあいさつ、交通警備員の手配など、
初日に至るまでの間はその準備に追われます。
こうして迎えた建込初日。
大型のトラック2台とクレーン車が現場に入ると、
私を含め現場の大工も気持ちがピーンと張ります。
ログの建込はいつも、ちょっとしたイベントを行うようなもの。
そんなときに事故や怪我があってはなりません。
いつも以上に緊張感が漂う現場のなか、
ログは順調に組みあがり、
夕方までに予定の作業を完了しました。
現場に駆けつけた建て主さまは
ログが組みあがった姿に驚くと同時に、
大工の作業に興味が尽きないご様子でした。
何事もなく予定通り作業が完了し、
ひとまず安心です。
プランが形になるとき
ログ組立を前に、外観の色決め打ち合わせをしました。
事務所や部屋の中ではなく、
いつも可能な限り、現場で実物サンプルを置いて見ています。
晴れた日と曇った日でも見え方が違ったり、
周りの景色によって、色やイメージの感じ方がかわるからです。
丸太などの自然素材は時が経つと風合いが変化してくる、
というようなことをお話して、何年後のメージも
想像して頂きながら塗料や素材を選んでいきます。
実物大のサンプルががあるわけではないので、
お客様にとっては難しい作業ですが、
なるべくイメージに近いものに仕上がるよう、
手書きのサンプルやパースなどをご用意して、みて頂いています。
加工場ではログの加工を終え、現場での組立準備に入っています。
やはりログハウスですから、
丸太の魅せ方、配置などはかっこよくしたい。
構造と全体のバランスを考えた組み方を心がけています。
今回のP&Bも格好良くプランできたので、
現場での組み立てがとても楽しみです。
手間ひまをかけること
札幌市のポスト&ビーム住宅は、外壁を覆っていたシートが取れて、
いよいよ内装の仕上げ工事をすすめています。
今回の内装は、
防火上、無垢材を使用できない一部分は珪藻土で、
それ以外はオール無垢材張りです。
ご家族の共有であるリビングや、それぞれの個室は、
パイン、カラマツ、道南杉、トドマツの中から、好みの材を選びました。
無垢板で仕上げる作業は、大工の仕事。
塗り壁は、左官仕事。
弊社の職人が、おおいに手間ひまをかけてすすめています。
五月中旬に見学会開催予定です。