コンクリートの変化
札幌市内のP&B住宅。
加工場ではログ&製材加工が行われていますが、
基礎工事の方はほぼ完了しました。
予定より少しだけ遅れて10月初めにログ建込をします。
基礎に使うコンクリートは、非常にゆっくりとしたスピードで
強度が出るという特質を持っています。
生コンを打設(型枠の中に流し込むこと)してからの硬化力は、
3日後で25%、7日後で45%、28日後で80%、3ヵ月後で90%
と言われています。100%になるのはなんと、3年後だそうです。
なんかログハウスに似ていますね。
ログの乾燥が落ち着くまでに2~3年はかかりますから、
ちょうど3年くらい経ったときにログハウスが
いちばん良い状態になる、ということも言えるのではないでしょうか。
目には見えないけど、
コンクリートも変化しているのです。
頼むぜ、神様!
降りそうで降らない天気の中、
札幌P&Bの基礎工事、埋め戻しに立ち会ってきました。
『鎮物』を家の中央部、地面の深いところに埋めてきたのですが、
写真に残すのを忘れてしまいました。。
基礎の上に乗っかってる小さい箱はたぶん見えないと思いますが~、
これを埋めたのです。
『鎮物』(しずめもの)とは、土地の神霊を和めるために捧げるお供え物のこと。
小さな箱の中には、人や矛、盾、鏡の形をした金属製のミニチュアセットが入っています。
地鎮祭をやればこの『鎮物』は省略されることが多いのですが、
今回の現場は、地鎮祭をやったときに神社から頂いていたので、
あらためて、『鎮物』を埋めて、土地の神様にお祈りを捧げました。
逆に、地鎮祭を省略する代わりに、この『鎮物』を埋めて済ませることもあるんです。
これから建つ家とそこに住む人を、
土地の災害から守ってくれるってことだと思うけど、
これだけやっとけば大丈夫でしょう(笑)。
神様、よろしく頼みますね~
傾斜地に着工
札幌でもP&Bが着工。
傾斜地のため、念入りに高さと配置を確認、調査しました。
目検討、とか目測などと言いますが人間の見た目というのは、
意外に当てにならないもの。
仕事上、水平垂直の目検討には自信がありますが、
高低差というのはとても難しい。
土地の傾斜を目測で言っても当たらない場合がほとんどです(笑)。
だから、高さだけはプロに任せてちゃんとした機械で計測すべきです。
しかもそれは土地を買う前にしないと、
たとえ土地代が相場よりも安かったとしても、
基礎工事の費用として大きくふりかかってくるのです。
だから、この作業を抜かしてしまうと、費用の面で思わぬ出費・・・
ということにもなりかねないのです。
土地さがしの中で傾斜地を検討する場合、
土地の高低差の資料がないか、あるいは
どれだけの高低差があるのか、ということを
不動産屋さんに聞いてみるようにしましょう。
また、資料がない場合、建築会社でも簡単な計測ができるので
相談してみるのも良いと思いますよ。